3連覇を目指していたシナーが途中棄権で大会初黒星、19歳ルーネが決勝に進出 [ソフィア・オープン]

写真は2021年Next Gen ATPファイナルズでのホルガ・ルーネ(デンマーク)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ソフィア・オープン」(ATP250/ブルガリア・ソフィア/9月26日~10月2日/賞金総額59万7900ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第5シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)が5-7 6-4 5-2とリードした時点で第1シードのヤニク・シナー(イタリア)が棄権したため勝利を手にした。

 大会3連覇を目指していたシナーは第3セット2-3からのレシーブゲームで転倒して足首を捻り、2-5となったところで試合続行を断念した。

「言うまでもなく、このような形で勝つことは望まない。本当に素晴らしい試合だった」とルーネはオンコートインタビューで語った。

「これは起こり得る中で最悪の終わり方だ。僕はただ彼の幸運を祈りたい。彼は素晴らしい選手であり、今年を通して本当に驚くべきものを見せてきた。1日も早く彼が回復することを願っている」

 シナーの転倒で中断する前、第1セットを落したルーネは形勢を逆転させるために奮闘した。

「最後のほうまで素晴らしい試合だったと思う。昨日の試合で僕は間違いなく疲れていたけど、何とか自分をプッシュしてすべてのボールを追いかけた。だから自分の戦いぶりとレベルに満足している」とルーネは試合を振り返った。

 19歳のルーネは最終ラウンドで、第4シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を7-6(5) 7-5で破って勝ち上がったマルク アンドレア・ヒュスラー(スイス)と対戦する。第1セットのたーブレークで1-5から6ポイントを連取して第1セットをもぎ取ったヒュスラーは第2セット6-5からこの日初めて手にしたブレークポイントをものにし、同種目でキャリア初のツアー決勝進出を決めた。

「僕はこれまで一度もATPツアーで決勝に進出したことはなかったから、少し言葉を失っているよ。決勝に進出したなんて信じられないよ。でも今日は素晴らしい試合ができたし、本当にうれしい」とヒュスラーは試合後に喜びを露わにした。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles