チチパスがフェデラーにラケットをせがんだことを告白

写真はレーバー・カップでのロジャー・フェデラー(スイス/右)とステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「アスタナ・オープン」(ATP500/カザフスタン・アスタナ/10月3~9日/賞金総額205万4825ドル/室内ハードコート)に出場中のステファノス・チチパス(ギリシャ)が男子シングルスで準々決勝進出を決めたあと、ごく最近引退したロジャー・フェデラー(スイス)に関するエピソードを明かした。

 フェデラーの引退試合が行われたレーバー・カップに欧州選抜のメンバーとして出場していたチチパスは、フェデラーに「貴方のラケットをもらえたら、物凄くうれしいのですが」と頼んだのだという。

「僕は3歳のときから貴方のファンで、貴方を応援していました。もし額に入れて家に飾れるラケットを頂けたなら、それをあなたとシェアすることは僕にとって本当に特別なことです。あなたのアイデンティティの一部を僕に与えてくださいませんか」というのがそのときの言葉だったとチチパスは話した。

「もちろん、彼は同意してくれた」とチチパスはアスタナでの記者会見で語った。

「ロジャーは僕が子供時代のアイドルだった。彼の最後の試合から何かもらわなかったら間違っているというものだ。彼は凄く親切だった。ときどきそのラケットを抱いて寝ることにするよ」とチチパスは恐らくジョーク半分で言ったが、そう言いたいほどの思い入れがあったに違いない。

 水曜日に今季のマッチ51勝目を挙げたチチパスは、金曜日の準々決勝で第7シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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