予選からマッチ7連勝のブリンコワがシングルスでツアー初タイトルを獲得 [トランシルバニア・オープン]

写真は女子シングルスで優勝を飾ったアンナ・ブリンコワ(ロシア/左側)と準優勝のジャスミン・パオリーニ(イタリア/右側)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「トランシルバニア・オープン」(WTA250/ルーマニア・クルジュ ナポカ/10月10~16日/賞金総額25万1750ドル/室内ハードコート)の女子シングルス決勝でアンナ・ブリンコワ(ロシア)がジャスミン・パオリーニ(イタリア)を6-2 3-6 6-2で倒し、同種目でのツアー初タイトルを獲得した。

 試合を通して相手の23本を上回る35本のウィナーを決めたブリンコワは、第3セット2-2から最後の4ゲームを連取して1時間41分で勝利を決めた。

 24歳のブリンコワはラルカ・オラル(ルーマニア)とのペアで臨んだダブルスで2018年5月にラバト(WTAインターナショナル/クレーコート)でツアー初優勝を飾ったが、シングルスでは2度のベスト4がこれまでの最高成績だった。

 この結果でブリンコワは、パオリーニとの対戦成績を3勝2敗と勝ち越した。ブリンコワは2017年の初対決から2連勝していたが、2021年以降の2試合はいずれもパオリーニがストレートセットで勝っていた。

 今大会でのブリンコワは予選2試合を勝ち上がったあと、1回戦で同じ予選勝者のアナスタシア・ザハロワ(ロシア)を6-1 7-6(7)で、2回戦でワン・シンユー(中国)を6-4 2-6 6-1で、準々決勝で第2シードのアンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)を6-7(7) 6-1 6-3で、準決勝では第4シードのアナスタシア・ポタポワ(ロシア)を5-7 6-4 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 シングルスでは昨年9月のポルトロシュ(WTA250/ハードコート)以来となるキャリア2度目のツアー決勝に進出した26歳のパオリーニは、ツアー2勝目を目指していた。

 これに先立ち行われたダブルス決勝では、第1シードのキルステン・フリプケンス(ベルギー)/ラウラ・シグムンド(ドイツ)がカミラ・ラヒモワ/ヤナ・シジコワ(ともにロシア)を6-3 7-5で下してチャンピオンに輝いた。

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写真◎Getty Images

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