アザレンカが小雨が降る中のコート待機に激怒「凍り付きそうよ」 [フレンチ・オープン]

今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の女子シングルス1回戦で、第10シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が肌寒いコンディションの中でダンカ・コビニッチ(モンテネグロ)を6-1 6-2で下した。

 フレンチ・オープンが始まって1時間もしないうちに、通常の春から秋に延期されたこの大会の寒く湿ったコンディションはアザレンカから不平と癇癪を引き出した。

 日曜日のスザンヌ・ランラン・コートでの雨による中断中に、大会オフィシャルが彼女と対戦相手のコビニッチをすぐにロッカールームに返さなかったことについてアザレンカは怒りを爆発させた。

フレンチ・オープン2020|トーナメント表

 試合のスーパーバイザーが雨が止むか見るためコートサイドの椅子で待つよう頼んだとき、アザレンカは第1セットを2-1でリードしていた。

 怒りを露わにしたアザレンカは、「凍り付きそうよ」と文句を言った。「いいえ、寒いから私はここで数分待ったりはしないわ。8度なのよ、8度。私はフロリダに住んでるの。暖かい気候に慣れているのよ」。

 ピンクのふかふかしたコートにくるまり、アザレンカはコビニッチにコートで待ちたいか尋ねた。世界ランク74位のコビニッチは、待たないことに同意した。

「バカげてるわ。寒すぎるわよ」とアザレンカはコートから立ち去る前にまた文句を言った。「ここでアヒルみたいに座っていることに、何の意味があるっていうの?」。

 アザレンカは次のラウンドで、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を6-4 6-4で破って勝ち上がったアンナ カロリーナ・シュミドローバ(スロバキア)と対戦する。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は小雨の中で大会オフィシャルと話すビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ/左)
PARIS, FRANCE - SEPTEMBER 27: Victoria Azarenka of Belarus speaks with a match official as she shelters under an umbrella during her Women's Singles first round match against Danka Kovinic of Montenegro during day one of the 2020 French Open at Roland Garros on September 27, 2020 in Paris, France. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

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