チチパスが快勝で2018年に続くタイトル獲得に王手、ルーネは2大会連続決勝進出 [ストックホルム・オープン]

写真は2021年エルステ・バンク・オープンでのステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ストックホルム・オープン」(ATP250/スウェーデン・ストックホルム/10月17~23日/賞金総額72万5540ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第1シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がエミル・ルースブオリ(フィンランド)を6-2 6-2で下して今季3勝目に王手をかけた。

 自分のサービスゲームをすべてキープしたチチパスは安定したグラウンドストロークで相手を凌駕し、試合を通して5度ブレークしてルースブオリとの初対決を制した。前回プレーした2018年にタイトルを獲得したチチパスは、同大会での戦績を7勝0敗とした。

「僕にとって素晴らしい試合だった。凄くいいプレーができたと思う。僕は凄く集中していた。試合に没頭し、全体を通して本当にいいパフォーマンスを発揮できた。とても大胆に思いきりよく戦ったことが有利に働いたと思う」とチチパスは試合を振り返った。

「ここにはいい思い出がある。2018年は僕がここで最初のタイトルを獲った年だった。観客ともいい交流ができたしね。ここの人々は親切だ。僕はスウェーデン流の歓迎を堪能しているよ」

 チチパスは決勝で、第5シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を4-6 7-6(1) 7-5で破って勝ち上がった第7シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)と対戦する。

「最初から最後まで非常に激しい試合だった。超長いラリーがたくさんあり、本当にへとへとになった。彼はボールを超早くとらえて多くのプレッシャーをかけてきたけど、僕は第2セットの終わりにレベルを引き上げることができたし第3セットで予想以上にいいスタートを切れた。最後まで戦い抜くことができて本当にうれしいよ」とルーネは試合後のオンコートインタビューで語った。

 5月にミュンヘンでATPツアー初タイトルを獲得した19歳のルーネは前回プレーした3週間前のソフィアで決勝に進出し、2年連続で男子21歳以下のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」の出場権を獲得していた。

 初対決だった5月のフレンチ・オープン4回戦でルーネに4セットで敗れていたチチパスは、「僕たちはふたりともファイターだ。決勝ではベストを尽くすよ。ホルガは伸び盛りの選手で、このところ非常によくやっている。僕たちは練習コートで何度もプレーしているし、明日のバトルを楽しみにしているよ」と次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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