2022-12-12

ジュニア

女子は勢いに乗るクロスリー真優が前週のエディー・ハーに続いて2週連続優勝、18歳以下シングルスでは日本勢初の快挙 [2022オレンジボウル]

写真は第41回全日本ジュニア選抜室内テニス選手権大会でのクロスリー真優(東京都TA)(撮影◎佐藤真一)


 国際テニス連盟(ITF)のジュニア最高グレードの「オレンジボウル国際テニス選手権」(ITFグレードA/アメリカ・フロリダ州プランテーション/本戦12月5~11日/クレーコート)が開催され、各種目のチャンピオンが決定した。

 女子シングルス決勝はクロスリー真優(東京都TA)が第5シードのクレービー・グヌエ(アメリカ)に1-6 6-3 6-3で逆転勝利をおさめ、女子ダブルス決勝はタイラ カテリーナ・グラント/イバ・ヨビッチ(ともにアメリカ)が第3シードのラナー アクア・ストイバー/ミンゲ・シュー(ともにイギリス)を6-4 2-6 [10-7]で倒してそれぞれノーシードから優勝を飾った。

 同大会の18歳以下シングルスで日本人選手が栄冠に輝いたのは、史上初の快挙となる。

 前週のエディー・ハー(ITFグレード1/アメリカ・フロリダ州ブラデントン/クレーコート)を制した16歳のクロスリーは、9月から続いている団体戦を含むシングルスでの連勝を「16」に伸ばしてキャリア最大のタイトルを獲得した。女子16才以下国別対抗戦「ジュニアビリージーンキングカップ」の日本代表としてプレーしたクロスリーは、世界大会3位に貢献した。

 シングルスに参戦したクロスリー以外の女子日本勢は園部八奏(与野テニスクラブ)が8強入りと健闘したが、第4シードの石井さやか(HSS)は初戦敗退を喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者

上位&日本人選手の試合結果|女子

女子シングルス決勝

○10クロスリー真優(日本/東京都TA)1-6 6-3 6-3 ●49クレービー・グヌエ(アメリカ)[5]

女子シングルス準決勝

○10クロスリー真優(日本/東京都TA)6-3 6-0 ●20アーニャ・マーシー(アメリカ)

○49クレービー・グヌエ(アメリカ)[5] 6-3 6-1 ●34イバ・ヨビッチ(アメリカ)

女子シングルス準々決勝

○10クロスリー真優(日本/東京都TA)7-5 6-2 ●4ロシツァ・デンチェバ(ブルガリア)

○20アーニャ・マーシー(アメリカ)7-5 1-6 6-3 ●28マヤ・ジョイント(アメリカ)

○34イバ・ヨビッチ(アメリカ)6-0 6-2 ●42エラ ナラ・ミリッチ(スロベニア)

○49クレービー・グヌエ(アメリカ)[5] 6-2 6-4 ●58園部八奏(日本/与野テニスクラブ)

女子シングルス3回戦

○10クロスリー真優(日本/東京都TA)7-6(2) 6-0 ●15アラニス・ハミルトン(アメリカ)[WC]

○58園部八奏(日本/与野テニスクラブ)不戦勝 ●64テレサ・バレントバ(チェコ)[2]

女子シングルス2回戦

○10クロスリー真優(日本/東京都TA)6-2 6-0 ●11テイラー・ゲッツ(アメリカ)[Q]

○58園部八奏(日本/与野テニスクラブ)6-4 6-4 ●60オリビア・バーグラー(ポーランド)

女子シングルス1回戦

●33石井さやか(日本/HSS)[4] 3-6 5-7 ○34ヘプジバ・オルワダレ(イギリス)

○10クロスリー真優(日本/東京都TA)6-3 6-2 ●9テイタム・エバンス(アメリカ)[11]

○58園部八奏(日本/与野テニスクラブ)6-2 4-6 6-1 ●57ミア・スラマ(アメリカ)[14]

女子ダブルス決勝

○10タイラ カテリーナ・グラント/イバ・ヨビッチ(アメリカ)6-4 2-6 [10-7] ●24ラナー アクア・ストイバー/ミンゲ・シュー(イギリス)[3]

女子ダブルス準決勝

○10タイラ カテリーナ・グラント/イバ・ヨビッチ(アメリカ)6-4 7-6(1) ●5セイジ・ルードン/ケイトリン・ロールズ(アメリカ)

○24ラナー アクア・ストイバー/ミンゲ・シュー(イギリス)[3] 6-1 6-1 ●31アーニャ・マーシー/マルヴィナ・ロウィンスカ(アメリカ/ポーランド)

女子ダブルス2回戦

●1石井さやか/テレサ・バレントバ(HSS/チェコ)[1] 2-6 3-6 ○3ジェシカ・ベルナレス/アラニス・ハミルトン(アメリカ)

●27チャン・ガウル/園部八奏(韓国/与野テニスクラブ)6-7(5) 5-7 ○25ケイトリン・ケベード/バレリア・レイ(アメリカ)[7]

女子ダブルス1回戦

○1石井さやか/テレサ・バレントバ(HSS/チェコ)[1] 1-6 6-4 [10-6] ●2アレクシア・ハーモン/ビクトリア・オシグウェ(アメリカ)

●32小池愛菜/ルチアーナ・ペレス アラルコン(Team REC/ペルー)[2] 不戦勝 ○31アーニャ・マーシー/マルヴィナ・ロウィンスカ(アメリカ/ポーランド)

○27チャン・ガウル/園部八奏(韓国/与野テニスクラブ)4-6 6-4 [10-7] ●28エリー・ダニエルズ/ミア・スラマ(カナダ/アメリカ)

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撮影◎佐藤真一

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