ナダルが対ロシア戦でスペインの希望をつなぎ、初戦勝利 [デビスカップ・ファイナルズ]
男子テニスの世界国別対抗戦、「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」(11月18~24日/スペイン・マドリッド/室内ハードコート)の大会2日目。
ラファエル・ナダル(スペイン)は新生デビスカップの初戦である対ロシア戦で、母国の命綱をつないだ。最初のシングルスでアンドレイ・ルブレフ(ロシア)がロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を3-6 6-3 7-6(0)で下したあと、世界ランク1位のナダルはカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-3 7-6(7)で退けたのだ。
スペイン対ロシア(グループB)
ナダルは満員御礼のラ・カハ・マヒカのセンターコートで2つ目のマッチポイントをものにした。そのおかげで勝負はダブルスの試合にもち込まれることになった。ダブルスは現地時間で日付が変わってから行われ、マルセル・グラノイェルス/フェリシアーノ・ロペス(スペイン)がハチャノフ/ルブレフを6-4 7-6(5)で破り、2勝1敗で初戦勝利を飾った。
敗れたロシアは月曜日の初戦で、前年度覇者のクロアチアを倒していた。
新しいデビスカップのフォーマットでは、18ヵ国が同じ会場で同じ週に戦うワールドカップ形式でプレーする。試合方法も変更され、従来のベスト・オブ・5セットマッチによるシングルス4試合とダブルス1試合に代わり、ベスト・オブ・3セットマッチのシングルス2試合とダブルス1試合の勝負となった。まずラウンドロビン(総当たり戦)を戦い、各グループ1位のチームが成績のもっともよかった2位の2チームとともに、決勝トーナメントに駒を進めることになる。
ノバク・ジョコビッチがいるセルビア、アンディ・マレーがいるイギリスの初戦は、水曜日に行われる予定だ。セルビアが日本と、イギリスはオランダと対戦することになる。
アメリカが敗れる
アメリカはデビスカップ史上初めてカナダに敗れた。まずバセック・ポスピショル(カナダ)がライリー・オペルカ(アメリカ)に7-6(5) 7-6(7)で競り勝ち、それからデニス・シャポバロフ(カナダ)がテイラー・フリッツ(アメリカ)を7-6(6) 6-3で退けた。
「勝負を分けたのは、ほんの数ポイントだった」とオペルカは振り返った。「僕は自分の役割を果たした。いいプレーをし、いいサービスを打ち、自分が勝てるポジションに立ったと思った。ただ彼がよすぎたんだ」。
アメリカは1965年を最後にカナダと対戦していなかったとはいえ、過去の15対戦ではそのすべてで勝っていた。
フリッツもまた、「間違いなく勝つことは可能だったと感じたから、ものすごくがっかりしている。勝てていたらチームにとって非常に大きかったのだが」と失望と悔しさを口にした。「不幸なことに、僕はときどきふさわしい瞬間にふさわしいショットを打てていなかった。結局のところ、だから僕は負けたんだ」。
この敗戦によりアメリカが決勝トーナメント進出への希望をつなぐには、水曜日に何が何でもイタリアを倒さなければならなくなった。イタリアは月曜日の初戦でカナダに1勝2敗で敗れている。
「これはもっとも厳しいグループだと思う。だから簡単な試合などひとつもない」とアメリカのキャプテンを務めるマーディ・フィッシュは語った。「しかし、決してわからないものだ。我々は明日コートに出ていき、最初の勝利をおさめるよう頑張るよ。それが実現できるポジションに自分たちを立たせるため努めるつもりだ」。
オーストラリアが前進
オーストラリアはニック・キリオスとアレックス・デミノーの勝利で、コロンビアを倒した。キリオスがアレハンドロ・ゴンサレス(コロンビア)に6-4 6-4で勝ち、デミノーはダニエル エライ・ガラン(コロンビア)を6-4 6-3で退けた。コロンビアは月曜日に、ベルギーに敗れていた。
オーストラリアのキャプテン、レイトン・ヒューイット(左)とニック・キリオス
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