シフィオンテクが新シーズン初戦に快勝「自分のパフォーマンスにはかなり満足している」 [ユナイテッドカップ]

写真はカザフスタン戦のオープニングマッチで勝ち星を挙げたイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 2023年シーズンの開幕を飾る男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」(UNITED CUP、WTA500/オーストラリア・ブリスベン、パース、シドニー/12月29日~1月8日/賞金総額1500万ドル/室内ハードコート)は大会3日目を迎え、ナイトセッションでは3つの会場で3グループ(グループB、D、F)の男女シングルス各1試合が行われた。

 ブリスベン会場ではグループBのポーランドとカザフスタンが対戦し、1勝1敗で星を分けた。まずは女子のエース対決でイガ・シフィオンテク(ポーランド)がユリア・プティンセバ(カザフスタン)を6-1 6-3で圧倒し、続く第2試合ではティモフェイ・スカトフ(カザフスタン)がダニエル・ミコールスキー(ポーランド)を7-6(7) 6-2で倒してイーブンに持ち込んだ。

 ポーランドの名選手で監督のアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)が見守る中、開始直後の数ゲ―ムにやや苦労したシフィオンテクがリズムを掴むのにそれほど時間はかからなかった。彼女はオープニングゲームで許したブレークを直ぐに取り返し、それ以降は終始試合の主導権を握り続けた。

「自分のパフォーマンスにはかなり満足している。シーズンの初試合はどうしても少し錆びついた状態で臨むことになるけど、重要な瞬間に落ち着いて対応できて本当によかったわ」とシフィオンテクは試合後にコメントした。

 第2試合は非常に重要なものとなった第1セットのタイブレークで長く激しいラリーを伴う緊迫した戦いが繰り広げられたが、これを制したことでメンタル的に優位に立ったスカトフが勢いに乗って第2セットも押しきった。

「本当に厳しい試合だった。でも僕が長くプレーし過ぎたから監督は不満だったみたいなんだ」とスカトフは選手権監督のアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)の裏話を披露した。

「今日は2022年最後の日だし、ちょっとしたお祝いをしなくちゃね。これでも僕はできるだけ速くプレーしようとしていたんだよ」

 世界ランク142位で21歳のスカトフは直面した5つのブレークポイントをすべてセーブし、2日目の第3試合でホベルト・フルカチュ(ポーランド)とのエース対決に臨むブブリクにバトンを渡した。

 同大会は18ヵ国の男女混成チームが3チームによる6グループに分かれグループステージ(総当たり戦)を戦い、同じ会場の勝者同士がプレーオフ(シティファイナル)で対決して都市ごとの代表を決め、敗れた中でもっとも成績のいい1チームを加えた4ヵ国が決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。

 チームは男女各4名までで構成され、グループステージの対戦は2日間に渡って男子シングルス2試合+女子シングルス2試合+ミックスダブルス1試合で行われる。

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写真◎Getty Images

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