トップ10復帰を目指すアンドレスクがムグルッサに劇的な逆転勝利で新年をスタート [アデレード国際1]

写真はビアンカ・アンドレスク(カナダ)(Getty Images)


 2023年WTAツアー開幕戦のひとつとなる「アデレード国際1」(WTA500/オーストラリア・南オーストラリア州アデレード/1月1~8日/賞金総額82万6837ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦でビアンカ・アンドレスク(カナダ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したガルビネ・ムグルッサ(スペイン)に0-6 7-6(3) 6-1の逆転勝利をおさめ、劇的な形で新年をスタートさせた。

 この元グランドスラム優勝者同士の対決でアンドレスクは一時0-6 2-5とリードされて絶対絶命の危機に立たされていたが、そこから驚異的な挽回劇を開始した。ムグルッサは第2セット5-3として自分のサービスを迎えたが、そこで試合を終わらせることができなかった。

 相手のサービング・フォー・ザ・マッチでブレークバックに成功したアンドレスクは第2セットをタイブレークに持ち込んで奪い返し、第3セットもその勢いに乗って突き進むと2時間12分に渡る戦いの末に勝利をもぎ取った。

「第2セットで私はゲームプランを変えなければならなかった。私は自分に『もっと思いきって攻撃していくのよ。そのあとはなるようになるわ』と言い聞かせたの」とアンドレスクは苦境に立たされていた場面を振り返った。

「それでもっとリターンを相手コートに返し、サービスの確率を上げようとした。自分でもどうやったのかよくわからないけど、状況を打開できて本当によかったわ」

 今季中のトップ10復帰を目指しているアンドレスクは次のラウンドで、第4シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)とアマンダ・アニシモワ(アメリカ)の勝者と対戦する。

 同日には女子シングルス1回戦がもう1試合行われ、カイア・カネピ(エストニア)がアリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)を4-6 6-1 6-4で退けた。

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写真◎Getty Images

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