ノーシードから快進撃のリネッテがプリスコバを倒して準決勝へ [オーストラリアン・オープン]

写真はマグダ・リネッテ(ポーランド)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の女子シングルス準々決勝でマグダ・リネッテ(ポーランド)が第30シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-3 7-5で倒し、ノーシードからベスト4の舞台へ駆け上がった。試合時間は1時間27分。

 全豪に2年連続7度目の出場となる30歳のリネッテは2018年の3回戦進出がこれまでの最高成績で、昨年は2回戦でダリア・カサキナ(ロシア)に2-6 3-6で敗れていた。シングルスでツアー2勝を挙げているリネッテだが、4つのグランドスラム大会ではこれまで3回戦(全豪1回、全仏2回、ウインブルドン2回、全米1回)の壁に阻まれていた。

 この結果でリネッテは、プリスコバとの対戦成績を3勝7敗とした。昨年のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)では1回戦で顔を合わせ、大接戦の末にプリスコバが6-2 4-6 7-6(10-8)で勝っていた。

 元世界ナンバーワンでグランドスラム大会で2度決勝に進出した実績を持つプリスコバだが、今回もタイトルには手が届かなかった。準決勝でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に勝った2016年USオープンは続く決勝でアンジェリック・ケルバー(ドイツ)に敗れ、2020年ウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)では決勝でアシュリー・バーティ(オーストラリア)にフルセットで惜敗した。

 今大会でのリネッテは1回戦でマヤル・シェリフ(エジプト)を7-5 6-1で、2回戦で第16シードのアネット・コンタベイト(エストニア)を3-6 6-3 6-4で、3回戦で第19シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)を6-3 6-4で、4回戦では第4シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)を7-6(3) 6-4で破って8強入りを決めていた。

 リネッテは準決勝で、第5シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)とドナ・ベキッチ(クロアチア)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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