サバレンカが4度目のグランドスラム準決勝を初めて突破し悲願に王手 [オーストラリアン・オープン]

写真はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第5シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が世界ランク45位のマグダ・リネッテ(ポーランド)を7-6(1) 6-2で振りきりグランドスラム初優勝に王手をかけた。試合時間は1時間33分。

 キャリア4度目のグランドスラム準決勝を戦ったサバレンカは、ついに初勝利を挙げた。4つのグランドスラム大会ではこれまで3回戦(全豪1回、全仏2回、ウインブルドン2回、全米1回)より先に勝ち進んだことがなかった30歳のリネッテは、30大会目にしてブレイクスルーを果たしていた。

 全豪に6年連出場となる24歳のサバレンカは、2021年と22年の4回戦進出がこれまでの最高成績だった。第2シードとして臨んだ昨年は、4回戦でカイア・カネピ(エストニア)に7-5 2-6 6-7(7-10)で惜敗していた。ダブルスではエリース・メルテンス(ベルギー)とペアを組み、2021年にタイトルを獲得した実績を持っている。

 2023年シーズン開幕戦のひとつとなるアデレード(WTA500/ハードコート)でツアー11勝目を挙げたサバレンカは今季にプレーした20セットを連続で取っており、連勝を「10」に伸ばした。

 この結果でサバレンカは、リネッテとの対戦成績を3勝0敗とした。初対決だった2018年10月の天津(WTAインターナショナル/ハードコート)2回戦は6-1 6-3で、2021年7月の東京オリンピック(東京・有明テニスの森/ハードコート)1回戦では6-2 6-1で、いずれもサバレンカが勝っていた。

 今大会でのサバレンカは1回戦でテレザ・マルティンコバ(チェコ)を6-1 6-4で、2回戦でシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)を6-3 6-1で、3回戦で第26シードのメルテンスを6-2 6-3で、4回戦で第12シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)を7-5 6-2で、準々決勝ではドナ・ベキッチ(クロアチア)を6-3 6-2で破って4強入りを決めていた。

 サバレンカは最終ラウンドで、第22シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)と対戦する。ルバキナは準決勝で、第24シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を7-6(4) 6-3で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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