スビトリーナが母国を支えるためウクライナに帰国

写真は昨年5月にフランス・パリで開催されたグローバル・スポーツウィークでのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)(Getty Images)


 女子テニス元世界ランク3位のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が今週、昨年2月にロシアによるウクライナ侵攻が始まってから初めて母国ウクライナに帰国した。

 ウォロディミル・ゼレンスキー大統領がウクライナに寄付を募るために設立した『ユナイテッド24』の親善大使でもあるスビトリーナは昨年5月に妊娠を発表してから選手活動を停止し、10月に夫であるガエル・モンフィス(フランス)との第一子である『スカイ』と名付けた娘を無事に出産した。

 SNSを通して首都キーウでゼレンスキー大統領と面会したことを報告したスビトリーナは、AP通信とのインタビューで4月にツアー復帰を予定していると明かした。

 同インタビューの中でスビトリーナはロシアによるウクライナ侵攻を振り返り、「本当に大きなストレスを感じました。当時の私はまだツアーでプレーしておりいくつかの大会に出場していましたが、集中することができませんでした。普通の生活を送ることができず、非常に厳しい時期でした」と話した。

 今回の帰国でスビトリーナは産婦人科の病院を訪問して寄付を行ったほか、祖母のタマラに会うため故郷のオデーサに赴いた。

 娘が生まれてからこれほど長く離れるのは初めてとなるが、スビトリーナは「もちろん娘と一緒にいたいけど、私にはウクライナの人々を開放するというより大きな使命がある」と語った。

 スビトリーナは昨年に戦争で荒廃したウクライナを支援するためにチャリティ活動を積極的に行い、12月にはモナコで開催されたチャリティオークションで25万ドル以上の支援金を集めていた。

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写真◎Getty Images

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