ケガからの復活を目指すズベレフがベスト4に進出「この9ヵ月は非常に困難な時期だった」 [ドバイ選手権]

写真はアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(ATP500/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月27日~3月4日/賞金総額302万535ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第7シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がロレンツォ・ソネゴ(イタリア)を7-5 6-4で倒してベスト4に進出した。

 試合を通して直面した6度のブレークポイントをすべてセーブしたズベレフは、各セットで一度ずつ相手のサービスゲームを破ってストレートで勝利を決めた。

 昨年6月にラファエル・ナダル(スペイン)に対するフレンチ・オープン準決勝で足首を負傷して長期離脱を強いられたズベレフは年頭の男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」で復帰したあとここまでデビスカップを含む5大会で3勝6敗と苦戦が続いていたが、今大会では3試合で1セットしか落としていない。

「この9ヵ月は僕にとって非常に困難な時期だった。これほど長くテニスをしなかったのは人生で初めてだったからね。ハードワークが報われていることを証明できていると思うし、僕は自分の進歩と今のプレーぶりに満足しているよ」とズベレフは試合後のオンコートインタビューで語った。

「ケガをしてから初めて準決勝に進出できて幸せだ。これが最後にならないよう願っているし、これからもっと活躍できるよう頑張るよ」

 ズベレフは次のラウンドで、ボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)を6-3 7-6(3)で破って勝ち上がった第2シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦する。

「僕はアグレッシブに戦い、いいテニスをする必要がある。彼はトッププレーヤーだ。彼はすべてのトッププレーヤーを倒し、多くの素晴らしいタイトルを獲ってきた。彼はどのようにプレーすればいいかわかっているし、僕に対する戦い方も知っているからね」とルブレフは次戦を見据えた。

 もうひとつの準決勝は、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とダニール・メドベージェフ(ロシア)の顔合わせとなった。第1シードのジョコビッチが第5シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)を6-3 7-5で下し、第3シードのメドベージェフは第8シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)を6-3 6-2で退けた。

 両者の対戦成績は9勝4敗でジョコビッチがリードしており、メドベージェフは2021年USオープン決勝でジョコビッチの『年間グランドスラム(同じ年に四大大会全制覇)』達成を阻んだが、そのあとは4連敗中となっている。

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写真◎Getty Images

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