ナダルがマッチポイントを凌いでメドベデフに勝利「勝つ可能性は1000分の1だった」 [Nitto ATPファイナルズ]

2019-11-14

ナダルがマッチポイントを凌いでメドベデフに勝利「勝つ可能性は1000分の1だった」 [Nitto ATPファイナルズ]

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男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」（イギリス・ロンドン／11月10～17日／賞金総額900万ドル／室内ハードコート）の大会4日目はグループ・アンドレ・アガシのラウンドロビン（総当たり戦）第2戦が行われ、第1シードのラファエル・ナダル（スペイン）と第6シードのステファノス・チチパス（ギリシャ）が勝ち星を挙げた。

　第3セット1-5でマッチポイントに直面したナダルは、自分がダニール・メドベデフ（ロシア）を倒す可能性は1000分の1だったと言った。

　そして結果的にそのわずかな確率は、ナダルにとって十分なものとなったのである。

　そのマッチポイントをナダルは完璧なドロップショットで凌ぎ、それから巻き返して第4シードのメドベデフを6-7(3) 6-3 7-6(4)で倒してグループ突破の可能性をキープした。

「今日は、勝つチャンスは1000分の1という類いの日だった。そして、それが起きたんだ」とナダルは試合後に語った。「あの瞬間（マッチポイントに直面したとき）、頭にあるのは“おそらく5分後にはロッカールームにいるだろう”ということだ。なぜって、そのほうがずっと普通のことだからね。そういう瞬間には、もうほとんど負けているから逆にあまりプレッシャーを感じないでプレーしているものなんだ」。

　そのときのナダルは、この大会での2試合連続の敗戦に向け突き進んでいるように見えていた。しかし彼はそこから5ゲームを連取し、最終セット6-5と反対にリードを奪い返した。最後の場面でメドベデフは凡庸なフォアハンドをミスしてナダルにマッチポイントを献上し、それからバックハンドをサイドアウトした。そのショットはインとコールされたがナダルがチャレンジし、ホークアイカメラによるビデオレビューの結果で判定は覆された。

　この勝利でナダルはラウンドロビンでの戦績を1勝1敗とし、一方のメドベデフは0勝2敗となった。

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