インディアンウェルズで復帰のモンフィスが父親になった心境を語る「完璧なタイミングだった」

写真は練習コートを眺めるガエル・モンフィス(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日8~19日/賞金総額1014万3750ドル/ハードコート)で約7ヵ月ぶりの復帰を果たすガエル・モンフィス(フランス)が大会に先立ち、ATP(男子プロテニス協会)のインタビューに応じた。

 昨年8月にモントリオールで行われたATPマスターズ1000大会の3回戦でジャック・ドレイパー(イギリス)と対戦した当時世界ランク20位のモンフィスは第2セットで右足を負傷して棄権を余儀なくされ、それ以来公式戦から遠ざかっていた。

「気分は凄くいい。でも僕の小さなプリンセスと離れて数週間になり、これは(昨年10月に娘のスカイが誕生してから)初めてのことだ。こんな気持ちは初めてだよ。複雑な心境だけど、ポジティブなものだ」とモンフィスは父となってから初の大会に臨む心境を語った。

「生まれたその日から僕は娘と一緒にいて、今はツアーに戻った。これは僕にとって違う経験だ。ここまでのところ素晴らしいよ。彼女はずっと健康で、僕自身もそうだ。体調もよくなり、ポジティブな感覚しかないよ」

 ケガをしてしまったことで娘の誕生と日々の成長に立ち会えたことについて、「完璧なタイミングだった。僕はいつもネガティブな出来事の中にポジティブなものを見出そうとしているけど、ほとんど最高のタイミングだったと思う。妊娠末期に妻と一緒にいて、彼女をサポートすることができた。出産を迎えるに当たってはいろいろと大変だからね」とモンフィスは話した。

「そしてもちろん、親としての最初の日々に妻と一緒にチームとして赤ちゃんの世話をすることができた。僕にとってすばらしいタイミングだったし、とても重要だった。結局のところ、大切なのはそういうことだ。それが本当の人生だ。赤ん坊のためにチームになれたことは僕にとって素晴らしいことだった」

 競技に復帰するためここ2ヵ月ほどハードに練習してきたモンフィスは、「もうツアーを離れて随分になる。ツアーでプレーしてしのぎを削り合い、自分に挑戦することが恋しかった。今はファンの皆に対する気持ちでいっぱいだよ。ここの練習コートはファンがかなり近くにいるから、彼らのエネルギーを感じるんだ。とてもエキサイティングだったし、気分はいい。復帰してふたたびそれを経験できたことは幸運だし、僕は恵まれていると感じたよ」とコメントした。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles