元世界ランク4位で30歳のドミニカ・チブルコバ(スロバキア)が、現役生活に別れを告げた。
 
 2014年のオーストラリアン・オープンで決勝進出を果たし、2016年にはWTAファイナルズを制したチブルコバが、火曜日に引退を発表した。

 WTA(女子テニス協会)のミッキー・ローラー会長は、チブルコバの「並外れた技巧、俊敏性、コートでの感性」について称賛した。

 2016年のWTAファイナルズ以降はタイトルを獲れなかったが、チブルコバはシングルスで通算8勝を挙げた。彼女は5月のフレンチ・オープン以降にどの大会にも出場しておらず、アーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)に敗れた1回戦が最後の試合となった。

 テニス選手としては小柄な身長161cmだったチブルコバは、2017年5月に世界ランク自己最高の4位をマークした。

 チブルコバはスロバキアに自身のテニスアカデミーを持っており、母国のアスリートがエリートレベルのスポーツを終えたあとの生活に適応することに焦点を当てた慈善団体での活動も行っている。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は2016年のWTAファイナルズで優勝したときのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)
SINGAPORE - OCTOBER 31: Champion Dominika Cibulkova of Slovakia poses with the Billie Jean King trophy after her victory against Angelique Kerber of Germany at Clifford Pier on October 31, 2016 in Singapore. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

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