メドベージェフが8つ目のマッチポイントをものにして決勝進出「負けずに済んで本当によかった」 [ATPインディアンウェルズ]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日8~19日/賞金総額1014万3750ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第5シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が第14シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)に7-5 7-6(4)で競り勝ち4大会連続優勝に王手をかけた。

 試合終盤に7つのマッチポイントを決めきれなかったメドベージェフはサービング・フォー・ザ・マッチで2度ブレークされたが、何とかストレートで試合を終わらせ先月のロッテルダムから続いている連勝を「19」に伸ばした。メドベージェフは第2セット5-3からのレシーブゲーム3つもマッチポイントを握りながらものにできず、6-5からのサービスゲームでは40-0としながらキープすることができなかった。

「凄く硬くなってしまい、最後はクレイジーだった。第2セット6-5で40-0としたのにデュースに持ち込まれたとき、『何てことだ。多くのチャンスを逃してしまった。今日はうまくいかない日なのかもしれない』と思ってしまったんだ。それでもいいプレーを続けることができて、(8度目の)マッチポイントでサービスエースが決まったときは心の底からほっとしたよ。負けずに済んで本当によかった」とメドベージェフは試合を振り返った。

 第12シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に対する4回戦で右足首を捻るアクシデントに見舞われたメドベージェフは第23シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)との準々決勝で今度は右親指を負傷したが、それでも棄権するどころか勢いを加速させている。

 大会序盤に遅いサーフェスへの不満を口にしていたメドベージェフは、「試合ごとに調子がよくなってきている。足首を捻ってからいいプレーができるようになってきたよ」と冗談交じりに話した。

「それでもまだここのコートは僕が好きなコンディションではないから、今日は終盤に苦労したのかもしれない。違うコートだったらもっとうまくできていたかもしれないけど、どうだろうね。でも決勝に勝ち進むことができたのだからよしとするよ。明日を楽しみにしているし、最高のテニスができるよう願っている」

 メドベージェフは決勝で、第11シードのヤニク・シナー(イタリア)を7-6(4) 6-3で破って勝ち上がった第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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