20歳のシェルトンが初のヨーロッパ遠征で1勝目、2回戦は今季2勝目を挙げたティームとの対決に [エストリル・オープン]

写真はベン・シェルトン(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ミレニアム・エストリル・オープン」(ATP250/ポルトガル・エストリル/4月3~9日/賞金総額63万705ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で第8シードのベン・シェルトン(アメリカ)がコンスタン・レスティエンヌ(フランス)を7-5 7-5で退け、プロとしてクレーコートでプレーした初のシングルスマッチを勝利で飾った。

 競り合いながらも手にした最初のブレークポイントをものにして第1セットを先取したシェルトンは第2セットも2-0とリードしながら直ぐに追いつかれたが、5-5からもう一度相手のサービスゲームを破って1時間35分で勝利を決めた。

  前日にダブルス1回戦を戦うまで、20歳のシェルトンはプロとして一度もレッドクレーの大会でプレーしたことがなかった。彼は2021年にITFツアーでクレーコートの大会に出場したが、アメリカで多く見られるグリーンクレーでのものだった。初の海外遠征で出場した今年のオーストラリアン・オープンで8強入りしてテニスファンを驚かせたシェルトンにとって、これは初のヨーロッパ遠征となる。

「ここポルトガルに来ることができて本当にうれしい。応援してくれた観客の皆さんにお礼を言いたい。ここでの時間を本当に楽しんでいるから、このまま勝ち進んでいけるよう願っているよ」とシェルトンは試合後のオンコートインタビューで語った。

 シェルトンは次のラウンドで、予選勝者のセバスチャン・オフナー(オーストリア)との同胞対決を3-6 6-3 6-4で制して勝ち上がった2020年USオープン優勝者のドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦する。

 やや不安定なスタートを切ったティームは第1セットを落としたあと第2セット第1ゲームでサービスダウンを喫したが、そこから4ゲームを連取して立て直すと第3セットをワンブレーク差で制して2月のブエノスアイレス以来となる今季のマッチ2勝目をもぎ取った。

 そのほかの試合では第6シードのミオミル・キツマノビッチ(セルビア)、ベルナベ・サパタ ミラージェス(スペイン)、カンタン・アリス(フランス)、ルカ・バン アッシュ(フランス)、ユーリ・ロディオノフ(オーストリア)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した2018年大会チャンピオンのジョアン・ソウザ(ポルトガル)が2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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