ワウリンカが逆転勝利でフリッツとの2回戦へ「落ち着きを保つことが重要だった」 [モンテカルロ・マスターズ]

写真はスタン・ワウリンカ(スイス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000/モナコ・モンテカルロ/4月9~16日/賞金総額622万8295ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した2014年大会チャンピオンのスタン・ワウリンカ(スイス)がタロン・グリークスプア(オランダ)に5-7 6-3 6-4で逆転勝利をおさめた。

 満員のセンターコートで35本のウィナーを叩き込んだ38歳のワウリンカは6度目のマッチポイントをものにし、2時間26分で同大会でのマッチ22勝目を挙げた。今大会前に出場した3月のインディアンウェルズ3回戦で当時世界ランク8位だったホルガ・ルーネ(デンマーク)を倒して16強入りしたワウリンカは、クレーコートで2015年フレンチ・オープンを含む16回のツアー優勝を誇っている。

「落ち着きを保つことが非常に重要だった。1回戦ではまず自分本来のテニスを見つけ出さなければならない。クレーコートで最初の試合を優秀な選手とするのは決して簡単ではない。勝つことができてうれしいよ。最後まで戦うことが大事だった」とワウリンカは試合後にコメントした。

 ワウリンカは次のラウンドで、第8シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)と対戦する。上位8シードは初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

「彼は素晴らしい選手だ。トップ10プレーヤーで多くの試合に勝っており、何度も優勝している。どのサーフェスでも手強い相手だ」とワウリンカは次戦を見据えた。

 この日プレーしたシード勢は第14シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)が元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)を6-1 6-3で下して2回戦に駒を進めたが、第11シードのキャメロン・ノリー(イギリス)はフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)に3-6 4-6で敗れた。

 そのほかの試合ではマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)、ボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)、バンジャマン・ボンジ(フランス)、ジャック・ドレイパー(イギリス)、ワイルドカードで出場したドミニク・ティーム(オーストリア)のほか、アレクセイ・ポプリン(オーストラリア)、ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)、イワン・ガホフ(ロシア)の予選勝者3人が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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