内島萌夏がインド戦のエース対決を制して日本の勝利とプレーオフ進出が確定 [ビリージーンキングカップ◎アジア・オセアニア地区グループⅠ]

写真は左から日本の杉山愛監督、内島萌夏(安藤証券)、アンキタ・レイナ(インド)、インドのシャリニ・タカー監督(写真提供◎公益財団法人日本テニス協会)


 女子テニスの国別対抗戦「ビリー ジーン・キング・カップ by BNPパリバ」アジア・オセアニア地区グループⅠ(4月11~15日/ウズベキスタン・タシケント/ハードコート)の第4戦「日本対インド」の第2試合で、日本の内島萌夏(安藤証券:単144位)がインドのアンキタ・レイナ(単221位)とのエース対決を6-2 5-7 6-3で制して日本の勝利が確定した。試合時間は2時間37分。

 両者は今回が初対戦。3度目の代表入りとなった21歳の内島がシングルスでプレーしたのはこれが9試合目だったが、戦績は6勝3敗となった。

 第1試合は本玉真唯(島津製作所:単179位)がラトゥーヤ・ボーセール(単400位)を6-1 6-0で下し、日本が先勝していた。6チーム中で唯一の全勝をキープした日本は2位以上が確定し、プレーオフ出場権を確保した。

 日本は昨年のアジア・オセアニア地区グループⅠ(4月12~16日/トルコ・アンタルヤ/クレーコート)で全勝優勝を飾ったが、プレーオフ(11月11、12日/東京都江東区・有明コロシアム/室内ハードコート)でウクライナに1勝3敗で敗れてふたたびグループⅠに回っていた。

 2023年から新監督となった杉山愛(NPO法人パームインターナショナル湘南)にとって、この大会が初陣となる。

 ビリー ジーン・キング・カップは男子のデビスカップ(デ杯)と同様にITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニスの国別対抗戦で、2020年に採用された新フォーマットでは12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行ったあと各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合は原則としてベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

 各地域ゾーンは1ヵ所集中開催で、各対戦はシングルス2試合+ダブルス1試合の3試合によって争われる。今回のアジア・オセアニア地区は6ヵ国(日本、中国、インド、韓国、ウズベキスタン、タイ)による総当たり戦を行い上位2チームが来季のファイナルズ予選出場をかけた11月のプレーオフに進出することができ、下位2チームはグループⅡに自動降格となる。

※文中の世界ランクは4月10日付

アジア・オセアニア地区グループⅠ◎第4戦|日本(3勝0敗)2-0 インド(2勝1敗)

第1試合 ○本玉真唯(島津製作所:単179位)6-1 6-0 ●ラトゥーヤ・ボーセール(単400位)
第2試合 ○内島萌夏(安藤証券:単144位)6-2 5-7 6-3 ●アンキタ・レイナ(単221位)
第3試合 青山修子(近藤乳業:複18位)/穂積絵莉(日本住宅ローン:複57位)vs バイデヒ・チャウダリ(複532位)/サハジャ・ヤマラパリ(複764位)

※オーダーは変更の可能性あり

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写真提供◎公益財団法人日本テニス協会

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