アルカラスがタイトル防衛に向けて快調なスタート「素晴らしい気分」 [バルセロナ・オープン]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/スペイン・カタルーニャ州バルセロナ/4月18~24日/賞金総額280万2580ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がヌーノ・ボルヘス(ポルトガル)を6-3 6-1で退けタイトル防衛に向けて快調なスタートを切った。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、アルカラスはこの試合が初戦だった。アルカラスは世界ランク79位のボルヘスに対して両サイドからシャープなリターンを放ち、手にした7度のブレークポイントのうち5つをものにして63分で快勝した。

「素晴らしい気分だ。クレーコートでプレーしたのはリオデジャネイロ以来だったけど、凄くいいフィーリングだよ。よく動けて本当にいい感じでボールを打てているし、ここバルセロナでは大きな自信を持ってプレーできる。僕にとってここは特別な場所なんだ」とアルカラスは試合後にコメントした。

 左手のケガと背骨付近の筋肉に違和感があったためモンテカルロを欠場したアルカラスは、3月末のマイアミ準決勝で敗れてから公式戦でプレーしていなかった。この日はそのブランクからかやや錆びついた様子も見られて通常なら犯さないようなアンフォーストエラーも出て一度だけブレークを許したが、それでも問題なくストレートで試合を終わらせた。

 アルカラスは次のラウンドで、ベルナベ・サパタ ミラージェス(スペイン)との地元勢対決を6-2 6-2で制して勝ち上がった第13シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)と対戦する。

 この日初戦に臨んだアルカラス以外のシード勢は第3シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)と第10シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)が16強入りを決めたが、第5シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)はエミル・ルースブオリ(フィンランド)に4-6 7-6(3) 4-6で競り負けた。

 そのほかの試合ではディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)、ジェイソン・クブラー(オーストラリア)、ペドロ・カチン(アルゼンチン)、アレクサンダー・シェフチェンコ(ロシア)、ダビド・ゴファン(ベルギー)、エミリオ・ゴメス(エクアドル)、フランチェスコ・パッサーロ(イタリア)、予選勝者のマッテオ・アルナルディ(イタリア)が2回戦に駒を進めた。

 今季を最後に現役引退を表明している41歳のフェリシアーノ・ロペス(スペイン)はワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り大会最多となる22回目の出場を果たしたが、ゴファンに6-7(3) 7-6(4) 0-6で敗れた。

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写真◎Getty Images

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