ナダルがフレンチ・オープン欠場を発表、2024年が最後のシーズンになる可能性を示唆「このような終わり方は僕に相応しくない」
ケガからの回復が思うように進まずオーストラリアン・オープン2回戦敗退のあと戦線を離脱しているラファエル・ナダル(スペイン)がスペイン・マヨルカ島マナコールにあるラファ・ナダル・アカデミーで記者会見を開き、2年連続15回目の優勝を目指す予定だったフレンチ・オープン欠場を発表した。
回復の遅れと準備不足でロラン・ギャロスの前哨戦の出場をすべて取り消していただけに予想できないことではなかったが、『キング・オブ・クレー(クレーコートの王者)』の異名を持つナダルの棄権はテニス界に衝撃を与えた。
「ここ4ヵ月の間、僕は毎日可能な限り努力してきた。オーストラリアで抱えた問題の解決策を見つけることができず、非常に厳しい月日を過ごしてきた。今もまだロラン・ギャロスでプレーするのに必要なレベルで戦う準備ができていると感じることができていない。僕はただそこにいるためだけにロラン・ギャロスに行き、望まないポジションに身を置くようなタイプの人間ではない」とナダルは欠場の理由を説明した。
36歳のナダルは1月のオーストラリアン・オープン2回戦で左脚の腸腰筋を痛めて全治6~8週間と診断されたが、実際はそれよりも長い時間がかかった。2022年シーズンにオーストラリアン・オープンとフレンチ・オープンで優勝したナダルはその成績に満足していたが、「パンデミック以来、僕の体は練習や日々のトレーニングに耐えきることができなかった。問題が多すぎて何度も中断しなければならず、痛みが酷過ぎて練習や試合を楽しむことができなかった」と告白した。
「暫く休む必要がある。いつ練習コートに戻れるかわからないけど、当分は休むことにする。2ヵ月か1ヵ月半、3~4ヵ月になるかもしれない」
復帰の時期は不明だが、ナダルは2024年シーズンが恐らく最後になるだろうと言及した。その上で彼は休養して回復に専念し、来年にいいプレーをしてプレーを楽しみたいという願いを強調した。
「こういう言葉は好きじゃないけど、このような形でキャリアを終えるのは僕に相応しくないと思う。僕は記者会見でキャリアを終えるようなことがないようにするため、キャリアを通して努力を積んできたんだ」とナダルは語った。
「何が起こるかはわからない。僕は最後の年を単なるパーティーではなく最高レベルで戦い、このクレーシーズンの大会で優勝争いができるようにトライするつもりだ」
写真◎Getty Images
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