メドベージェフがチチパスを退けクレーコートのATPマスターズ1000大会で初の決勝進出 [イタリア国際]
ATPツアー公式戦「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/5月10~21日/賞金総額863万7966ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)に7-5 7-5で競り勝ち今季5勝目に王手をかけた。
深いストロークにドロップショットを織り交ぜて安定したプレーをしたメドベージェフは両セットともオープニングゲームをブレークしたあと一度追いつかれたが、いずれも最後の3ゲームを連取して1時間47分でストレート勝利を決めた。
この結果でメドベージェフは、チチパスとの対戦成績を8勝4敗とした。直近のクレーコートでは2021年6月にフレンチ・オープン(フランス・パリ)の準々決勝を対決し、チチパスが6-3 7-6(3) 7-5で勝っていた。
27歳のメドベージェフがATPマスターズ1000大会で決勝に進出したのは、5度目の栄冠に輝いた4月のマイアミ(ハードコート)以来でキャリア9度目となる。メドベージェフは今週まで、過去3度出場した同大会で未勝利だった。
クレーコートでのツアー初優勝を目指すメドベージェフは決勝で、第4シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を6-7(2) 6-4 6-2で破って勝ち上がった第7シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)と対戦する。両者は4月にモンテカルロ(ATP1000/クレーコート)の準々決勝で一度対決し、ルーネが6-3 6-4で勝っている。メドベージェフは2019年4月にバルセロナ(ATP500/クレーコート)で決勝に進出したが、ドミニク・ティーム(オーストリア)に4-6 0-6で敗れて準優勝に終わっていた。
写真◎Getty Images
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