ルーネが過去4連敗のルードから初勝利で2度目のマスターズ制覇にふたたび王手 [イタリア国際]

写真はホルガ・ルーネ(デンマーク)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/5月10~21日/賞金総額863万7966ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝で第7シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)が第4シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)に6-7(2) 6-4 6-2で逆転勝利をおさめ、2度目のマスターズ制覇にふたたび王手をかけた。

 すべてサービスキープで進んだ第1セットをタイブレークの末に落としたルーネは第2セットも2-4とリードを許したが、そこから4ゲームを連取してセットオールに追いつくと第3セットでは一度もブレークポイントに直面せず相手のサービスゲームを2度破って2時間43分で北欧対決を制した。

 ふたりはこれが5度目のマッチアップだったが、ルーネが初勝利を挙げた。直近では昨年6月にフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)の準々決勝を顔を合わせ、ルードが6-1 4-6 7-6(2) 6-3で勝っていた。

 20歳のルーネがATPマスターズ1000大会で決勝に進出したのは、4月のモンテカルロ(クレーコート)に続いてキャリア3度目となる。昨年11月のパリ(室内ハードコート)では決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)を3-6 6-3 7-5で倒し、キャリア最大のタイトルを獲得していた。

 4月のミュンヘン(ATP250/クレーコート)に続く今季2勝目を目指すルーネは決勝で、第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を7-5 7-5で破って勝ち上がった第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)と対戦する。両者は4月にモンテカルロの準々決勝で一度対決しており、ルーネが6-3 6-4で勝っている。

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写真◎Getty Images

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