メドベージェフが4度目の出場で大会初勝利「少しほっとした」 [イタリア国際]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/5月10~21日/賞金総額863万7966ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がエミル・ルースブオリ(フィンランド)を6-4 6-2で退け大会初勝利を挙げた。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、メドベージェフはこの試合が初戦だった。メドベージェフは同大会に過去3度(2018~19年、21年)出場したが、すべて初戦敗退に終わっていた。

 0-3から巻き返して第1セットを先取したメドベージェフは第3ゲームまでサービスダウンが続いた第2セットでも先行し、3-2から最後の3ゲームを連取して1時間28分で試合を締めくくった。

「少しほっとしたよ。僕がここで負けた試合はすべて覚えているけど、それぞれ違うものだった。最初の試合は自分が勝つべきだったと感じるけど、結果は結果だ。出場するたびにいいプレーができるとわかっていたから、ようやくここローマで勝つことができてうれしい」とメドベージェフは試合後にコメントした。

「可能な限り多くの試合に勝ちたい。クレーコートは僕にとって少し余計に難しいのはわかっているけど、今年は本当にいいプレーができている。負けた試合は相手が自分よりいいプレーをしていたからで、それ以上言うことはない。僕はベストを尽くしており、いいプレーをしている。既に何度も強い選手たちに勝っているしね」

 今季の男子ツアーで最多となるマッチ34勝目(5敗)を挙げたメドベージェフは次のラウンドで、前日に勝ち上がりを決めていた第31シードのベルナベ・サパタ ミラージェス(スペイン)と対戦する。

 この日初戦を戦ったメドベージェフ以外のトップ10プレーヤーは第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が中断試合でヌーノ・ボルヘス(ポルトガル)を6-3 6-3で退け3回戦に駒を進めたが、第9シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)は予選勝者のヤニック・ハンフマン(ドイツ)に4-6 1-6で敗れた。

 ボトムハーフ(ドローの下半分)で順延となっていたそのほかの試合では第12シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)、第18シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)、第19シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、マルコ・チェッキナート(イタリア)、予選勝者のファビアン・マロジャン(ハンガリー)が2回戦を突破した。

 第21シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)が地元イタリアのチェッキナートに2-6 2-6で敗れ、第32シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)は第3セット1-2ダウンから再開した中断試合でマロジャンに6-4 1-6 6-7(4)で競り負け、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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