『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ  テニス』(宮尾英俊著)好評発売中!


『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ』のバレーボール、バドミントン、サッカー、学童野球、中学野球に続く第6弾がテニスです。著者は、全国大会で活躍する名古屋高校テニス部の元監督、宮尾英俊氏。全国の書店で好評発売中!

 中学生、高校生が、指導者がいなくてもテニスを始められ、技術、レベルに合ったページを選び、自主練習が進められるように構成しています。すでに競技を始めている子供たちだけでなく、これからテニスを始めたいと思っている「ゼロ」スタートの子供たちも「レベル1」として含めました。そして、全国大会を戦う上級者を「レベル5」とし、5段階のメニュー構成となっています。

 レベル毎に5段階を進んでいくページ構成である一方で、技術毎(サービス、フォアハンド&バックハンド、リターン、ボレー、スマッシュ)、そしてダブルス(全体はシングルス中心の解説となっており、各章の終わりにダブルスメニューがあります)を追って見ていくと、どのレベルでどこまで身につけていなければいけないかもわかります。

 中高一貫校でテニス部を指導し、都道府県大会、地区大会、全国大会を経験している著者ならではの視点と経験を生かした本書は、子供たちのみならず、部活顧問、外部指導者、地域クラブの指導者が、子供たちの技術・レベルに合ったドリルを選んで指導することにも役立てられるでしょう。

 テニスをやってみたい! うまくなりたい! ライバルに追いつき、追い越したい! そんなプレーヤー必携の一冊です。1人のとき、2人、3人、4人のとき、大人数のとき、コーチがいないときに、レベル(目標)別、技術別に取り組める練習メニュー77種を紹介します。


目標は「試合に勝つ」こと。

  あなたの目標はどこですか?







宮尾英俊

みやお・ひでとし◎1960年2月5日生まれ。愛知県出身。筑波大学卒。名古屋鉄道株式会社、(財)スポーツ医・科学研究所を経て、名古屋高等学校教員へ。大学卒業後は企業に勤めながら選手活動も行っていた。名古屋高校ではテニス部監督として全国高校総体で2000、02、03、10年と4度優勝へ導く。現在は同校教員のほか、(公財)日本テニス協会アカデミー委員、東海テニス協会ジュニア委員長を務める。また日本テニス協会のコーチ4および上級教師マスターの資格を保有。その資格者の中で、指導者養成も担う少数精鋭のマスターコーチにも認定されている。


自主練習シリーズ
・バレーボール
・バドミントン
・サッカー
・学童野球
・中学野球
・テニス(最新刊)


2023年6月5日発売
A5判、208ページ(オールカラー)
定価1870円(税込)
ベースボール・マガジン社

はじめに

 私が知る小学校、中学校、高校でテニスを始めた選手の多くは、強くなるために何をどう練習したらよいのかわからないと感じています。また、指導者もそういう選手たちに対してどう指導していったらよいか、試行錯誤していることが多いです。その気持ちはよくわかります。

 本書はそうした選手たちが指導者がいない環境であっても、やりたいと思ったときに自らテニスを始められ(進められ)、それぞれの技術やレベルに合ったページを選んで、自主的に練習ができるようにメニューを紹介しています。また、すでに競技を始めている選手たちだけでなく、これからテニスを始めたいと思っている「ゼロ」スタートの子供たちも「レベル1」として含め、メニューを用意しました。その上で、初心者は3ヵ月後の公式戦デビューに向けた取り組みを、続いて1回戦を勝ちたい、2・3回戦を勝ちたい、もっと勝ち進みたいと考えている選手、さらに全国大会を戦う上級者を「レベル5」として、5段階のメニュー構成にしました。

 いずれのレベルも基本と考え方は「試合が目標」で、試合への準備をどのように進めていくかを考えます。目標となる試合があると選手はやる気になり、日々の取り組みが具体的になります。そこに沿うように本書はありますので、選手も指導者も、選手のご家族も活用していただければと思います。

 試合を戦うと必ず結果が出ます。それを元に新たな課題を設定し、PDCAサイクル(Plan =計画、Do =実行、Check =測定・評価、Action =対策・改善)を回していき、次の目標、あるいは最終目標に向かって螺旋階段を上って行くイメージで継続してください。(宮尾英俊)


目次 詳しい目次はこちら

序章 目標設定
1章 初心者が3ヵ月後に大会に出場する
2章 1回戦を戦う
3章 2、3 回戦を戦う
4章 トーナメントを勝ち進む
5章 全国大会に出場する
6章 磨け、自分 




シングルスと ダブルスを合わせて 77種の練習メニュー

  各レベルで取り組んでほしい技術と戦術のメニューを紹介しています。シングルスをベースに、サービス、フォアハンド&バックハンド、リターン、ボレー、スマッシュが身につくことを含めた戦術メニューと、各レベルの最後にダブルスの戦術メニューも加えて、シングルスとダブルスの試合で勝つことを目標にしています。メニューは全部で77種、それぞれのレベルに「最適負荷」をかけています。

自ら主体的に練習する (応用する)

 プレー環境は人それぞれです。コート面数、1面当たりの参加人数、練習時間、指導者の有無などの違いがあります。恵まれた環境にいる人は少なく、大多数は十分な環境が整っていないでしょう。そういう人たちでも上達できるようにこの本は、1人でも行える練習メニューから、大人数でも少しの応用でみんなで行える練習メニューまでを紹介しました。自らが主体的に練習することそれが自主練習です。自主練習を行うことによってみなさんが上達していくことを願っています。

5段階のレベル

 本書は5段階のレベル設定をしています。「初心者(3ヵ月後の大会出場を目指す)」「1回戦を戦う」「2、3回戦を戦う」「トーナメントを勝ち進む」「全国大会に出場する」、この5 つのレベルを各ページ右側のインデックスで色分けしました。自分のレベルのページを見るという想定をしていますが、基本に返りたいときは下のレベルを見たり、もっと力をつけたい、バリエーションがほしいときは上のレベルを見るなど挑戦してください。

ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ  テニス編

@bbm_sportsbooks

♬ A psychedelic trance with a sense of speed(824470)

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