ジャリーが4年ぶりの決勝を制して大会初優勝、今季2つ目のタイトルを獲得 [ジュネーブ・オープン]

写真はロレックス・モンテカルロ・マスターズでのニコラス・ジャリー(チリ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ゴーネット・ジュネーブ・オープン」(ATP250/スイス・ジュネーブ/5月21~27日/賞金総額63万705ユーロ/クレーコート)の男子シングルス決勝で、ニコラス・ジャリー(チリ)が第4シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を7-6(1) 6-1で下して今季2勝目を挙げた。

 タイブレークの末に第1セットを先取したジャリーは第2セットも5-0とリードを広げ、5-1からのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップをラブゲームでキープして1時間37分で勝利を決めた。

 27歳のジャリーがATPツアーでタイトルを獲得したのは、3月のサンティアゴ(ATP250/クレーコート)以来でキャリア3度目となる。決勝での戦績は、3勝2敗となった。同大会では2019年にも決勝に進出したが、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に3-6 6-3 6-7(8)で惜敗して準優勝に終わっていた。

 ディミトロフとは2019年4月にバルセロナ(ATP500/クレーコート)の3回戦で一度対戦しており、ジャリーが2-6 6-4 7-6(2)で勝っていた。

 今大会でのジャリーは1回戦でドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)を6-4 6-2で退け、2回戦は第6シードのタロン・グリークスプア(オランダ)が右足首のケガを理由に棄権したため不戦勝で勝ち上がり、準々決勝で大会3連覇を目指していた第1シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を3-6 7-6(2) 7-5で、準決勝では第3シードのズベレフを7-6(3) 6-3で破って決勝進出を決めていた。

 2018年2月のロッテルダム(ATP500/室内ハードコート)以来の決勝を戦った32歳のディミトロフは、2017年ATPファイナルズ(イギリス・ロンドン/室内ハードコート)に続くツアー9勝目を目指していた。

 これに先立ち行われたダブルス決勝では、第4シードのジェイミー・マレー(イギリス)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)が第3シードのマルセル・グラノイェルス(スペイン)/ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)に7-6(6) 7-6(3)で競り勝ち今季3勝目を挙げた。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles