ムチョバが昨年の2回戦に続いてサカーリに勝利「凄く自信を持っていた」 [フレンチ・オープン]

写真は第8シードを倒して初戦を突破したカロリーナ・ムチョバ(チェコ)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の女子シングルス1回戦で、カロリーナ・ムチョバ(チェコ)が第8シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)を7-6(5) 7-5で倒す番狂わせを演じた。

 サカーリは2016年の初対決でストレート勝ちしたが、2021年以降は3試合連続でムチョバが勝者となっている。ふたりは昨年の大会でも2回戦で顔を合わせムチョバが7-6(5) 7-6(4)で勝っていた。

 昨年の試合と同じくタイブレークの末に第1セットを落としたサカーリは第2セット4-5からのサービスゲームで2つのマッチポイントを凌いだが、最終ゲームで15-40のピンチを迎えてからもうひとつセーブしたあとムチョバが4度目のチャンスを相手のミスでものにして2時間6分で試合を締めくくった。

「ローマで素晴らしい勝ち上がり(4回戦進出)ができたから、クレーコートで少し自信がついたのは確かね。練習でもいい感じだったし、クレーコートで試合をこなせたことが助けになった」とムチョバは試合後にコメントした。

「凄く自信を持っていた。もちろん厳しいドローで難しい試合になることはわかっていたし、実際にそうだった。今回も2セットで終えることができてよかったわ」

 2年前のロラン・ギャロスで初めてグランドスラム大会の準決勝に進出したサカーリはシード選手として四大大会の1回戦で15勝1敗の戦績を誇っていたが、今回は最初に敗退したトップ10プレーヤーとなってしまった。ムチョバが対トップ10勝利を挙げたのはこれが8度目だが、そのうち5勝をグランドスラム大会で挙げている。

 世界ランク自己最高19位ながらケガで一時200位以下に落としていたムチョバはフレンチ・オープンでは2021年と22年の3回戦進出がこれまでの最高成績だが、2021年オーストラリアン・オープンでベスト4に進出したほかウインブルドンでは19年と21年に8強入りした実績を持っている。

 ムチョバは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したジェシカ・ポンシェ(フランス)を6-0 6-2で破って勝ち上がったナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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