女子ダブルスでワン・シンユーがグランドスラム初優勝、シェイ・スーウェイは復帰後4大会目で頂点へ [フレンチ・オープン]

写真は女子ダブルスで優勝を飾ったシェイ・スーウェイ(台湾/右)とワン・シンユー(中国)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の女子ダブルス決勝で、シェイ・スーウェイ(台湾)/ワン・シンユー(中国)が第10シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)/テイラー・タウンゼント(アメリカ)に1-6 7-6(5) 6-1で逆転勝利をおさめて栄冠に輝いた。試合時間は2時間9分。

 シェイとワンのコンビは、今回が2度目のダブルス出場。大会前週のストラスブール(WTA250/クレーコート)で初めてペアを組み、初戦を勝ち上がったあと準々決勝でチャン・ハオチン/チャン・ラティーシャ(ともに台湾)に4-6 7-5 [8-10]で惜敗していた。

 四大大会では37歳のシェイが通算5勝目(2014年&23年全仏、2013年&19年&21年ウインブルドン)、21歳のワンは初のタイトル獲得となった。シェイは2021年シーズンを最後に無期限の休養期間を過ごしていたが、4月にマドリッド(WTA1000/クレーコート)で復帰してから僅か4大会目でグランドスラムの頂点に上り詰めた。

 今大会でのシェイ/ワンは1回戦でユリア・プティンセバ(カザフスタン)/カミラ・ラヒモワ(ロシア)を6-0 6-3で、2回戦で第9シードのクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)/ジャン・シューアイ(中国)を6-1 6-4で、3回戦で第5シードのデザレー・クラブチェク(アメリカ)/デミ・シヒュース(オランダ)を7-6(6) 6-4で、準々決勝で第15シードのベロニカ・クデルメトワ/リュドミラ・サムソノワ(ともにロシア)を6-3 6-2で、準決勝では第6シードのニコール・メリカ マルチネス(アメリカ)/エレン・ペレス(オーストラリア)を6-2 3-6 6-3で破って決勝進出を決めていた。

 今年の3月からペアを組み始めたフェルナンデス/タウンゼントは4月にマイアミ(WTA1000/ハードコート)で決勝に進出するなど5大会を終えて14勝5敗の戦績を残したが、目前まで迫りながら初優勝を飾ることはできなかった。

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写真◎Getty Images

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