シナーがブブリクを倒してグラスコートシーズンをスタート「僕はまだまだ上達できる」 [ATPスヘルトーヘンボス]

写真はヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「リベマ・オープン」(ATP250/オランダ・北ブラバント州スヘルトーヘンボス/6月12~18日/賞金総額75万950ユーロ/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのヤニク・シナー(イタリア)がアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を6-4 6-2で下してグラスコートシーズンをスタートした。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、シナーはこの試合が初戦だった。シナーは手にした12回のブレークポイントのうち3つをものにし、ATPツアーのグラスコート大会で2度決勝に進出したことがある強敵ブブリクを84分で退けた。

「彼と対戦するのは決して簡単ではない。彼はサービスが非常によくてあらゆる種類のショットを打つことができるから、非常に注意深く戦わなければならなかった。自分に関しては、重要な瞬間にいいサービスを打つことができたと思う」とシナーは試合後にコメントした。

「ここは僕にとって特別な大会だ。2019年にここでグラスコートの試合(予選)に初めて勝ったんだ」

 この試合を含めてグラスコートでの戦績(予選は含まず)が5勝5敗と他のサーフェスと比べて経験が浅いシナーだが、昨年のウインブルドンで8強入りした実績を持っている。この日もシャープなグラウンドストロークでブブリクに付け入る隙を与えず、このサーフェスでも自分のプレーが効果的であることを示した。

「僕は成長したけど、まだ若い。僕は多くのことを学んだ。(前回プレーした2019年よりも)立場が大きく変わってずっとよくなったけど、まだまだ上達できることがたくさんあることはわかっている。すべての試合で自分のレベルを発揮して上達しようと心掛けているし、できるだけ勝ち上がっていこうとしているよ」とシナーは語った。

 シナーは次のラウンドで、第7シードのユーゴ・アンベール(フランス)を6-2 6-7(6) 6-4で破って勝ち上がったエミル・ルースブオリ(フィンランド)と対戦する。

 そのほかの試合ではマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)が第3シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)を6-4 6-4で倒し、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のリンキー・ヒジカタ(オーストラリア)はマルク アンドレア・ヒュスラー(スイス)に2-6 7-5 6-3で逆転勝利をおさめ、勝ち上がった両者が準々決勝で顔を合わせることになった。

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写真◎Getty Images

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