元世界31位ハリスが手首の手術から復帰後ツアーレベルで2度目のマッチ勝利「決して簡単じゃない」 [マヨルカ選手権]

写真はオーストラリアン・オープンでのロイド・ハリス(南アフリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マヨルカ選手権」(ATP250/スペイン・マヨルカ島/6月25日~7月1日/賞金総額98万4805ユーロ/グラスコート)の男子シングルス1回戦で予選を勝ち上がってきたロイド・ハリス(南アフリカ)が第7シードのベルナベ・サパタ ミラージェス(スペイン)を6-2 7-6(2)で倒し、ツアーレベルで1月のオーストラリアン・オープン以来のマッチ勝利を挙げた。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したハリスは、すべてサービスキープでもつれ込んだ第2セットのタイブレークを制して1時間20分で試合を締めくくった。元世界ランク31位のハリスは手首の手術を受けて2022年シーズン後半を棒に振り、1月に復帰してからツアーレベルでは1勝4敗の戦績で今大会を迎えていた。

「決して簡単じゃないけど、予選で何試合かプレーしたことがいい準備になったと感じている。今シーズンの彼(サパタ ミラージェス)は明らかにうまくやっており、おまけにスペインで彼を応援する観客の前でプレーした訳だから勝つことができて本当にうれしいよ」とハリスは試合後にコメントした。

 ハリスは次のラウンドで、同じ予選勝者のアブダラ・シェルベイ(ヨルダン)を6-1 6-4で破って勝ち上がったロマン・サフィウリン(ロシア)と対戦する。

 そのほかの試合では第8シードのロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)、ヤニック・ハンフマン(ドイツ)、ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)、クリストファー・ユーバンクス(アメリカ)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のパベル・コトフ(ロシア)が2回戦に駒を進めた。

 第6シードのリシャール・ガスケ(フランス)はトンプソンに3-6 4-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。

 同大会に第1シードで出場しているディフェンディング・チャンピオンのステファノス・チチパス(ギリシャ)は、会場でガールフレンドのパウラ・バドーサ(スペイン)と一緒に練習する姿を見せてファンとメディアの注目を集めた。

 本戦は日曜日から始まっており、初日にはコランタン・ムーテ(フランス)とギド・ペラ(アルゼンチン)が初戦を突破していた。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles