ユーバンクスが初のツアー4強入り、41歳ロペスは現役最後の試合をプレー [マヨルカ選手権]

写真はクリストファー・ユーバンクス(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マヨルカ選手権」(ATP250/スペイン・マヨルカ島/6月25日~7月1日/賞金総額98万4805ユーロ/グラスコート)の男子シングルス準々決勝で27歳のクリストファー・ユーバンクス(アメリカ)がラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のアルトゥール・リンデルネック(フランス)に7-6(5) 7-6(4)で競り勝ち、ツアー大会で初のベスト4進出を決めた。

 試合を通して10本のサービスエースを決めたユーバンクスはファーストサーブからのポイントを82%の高確率で取り、2つのタイブレークを制して1時間57分でストレート勝利を決めた。

「必要なときにサービスが機能してくれた。今日は2度ブレークされた。今大会でブレークされたのは初めてだったから立て直す必要があったけど、落ち着きを取り戻して本来のアグレッシブなプレーができた。最後にはそれがうまくいったと思う」とユーバンクスは試合後のオンコートインタビューで語った。

 ユーバンクスは次のラウンドで、ラッキールーザーのパベル・コトフ(ロシア)を7-5 6-2で破って勝ち上がった予選勝者のロイド・ハリス(南アフリカ)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、アドリアン・マナリノ(フランス)とヤニック・ハンフマン(ドイツ)の顔合わせとなった。第4シードのマナリノがコランタン・ムーテ(フランス)との同胞対決を7-5 6-2で制し、ハンフマンはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した41歳のフェリシアーノ・ロペス(スペイン)を6-2 6-4で退けた。

 この大会を最後に現役を退く意向を表明していたロペスはグラスコートでスペイン人選手として最多の87勝を挙げ、ツアー通算506勝490敗で現役生活を終えた。

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写真◎Getty Images

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