アルカラスが現役最後の大会に臨んだシャルディを退け2回戦へ「出だしはとてもいいプレーができた」 [ウインブルドン]
今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月3~16日/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がジェレミー・シャルディ(フランス)を6-0 6-2 7-5で下して大会をスタートした。
試合から8ゲームを連取して主導権を握ったアルカラスは第3セットで一度サービスゲームを落としたが、4-5から最後の3ゲームを連取して1時間53分で勝利を決めた。
36歳のシャルディは今大会を最後に引退する意向を表明しており、これが現役最後のシングルスマッチとなった。
「試合の出だしはとてもいいプレーができたと思う。第3セットで彼(シャルディ)は本来のレベルを取り戻した。苦しめられたけど、僕はラリーが好きだしバトルも好きだからいいレベルでプレーできて本当にうれしかった」とアルカラスは試合後のオンコートインタビューで語った。
「第3セットはお互いにいいプレーをした。凄く競ったけど、1回戦を勝ち抜けてよかったよ」
2022年USオープン優勝者のアルカラスは2度目のグランドスラム制覇を目指しているが、第1セットで足を滑らせて観る者をヒヤッとさせた。しかし問題なく試合を続けたアルカラスは第2セット終了までリズムを掴めていない様子のシャルディを圧倒した。
雨により試合はNo.1コートの開閉式屋根を閉じて行われたが、アルカラスは「屋根が閉まっていてもあまり大きな違いはない。それについては考えないようにしている。もちろん屋根がない状態のほうが僕にとってはずっといいけどね」と話した。
今季の戦績を41勝4敗としたアルカラスは次のラウンドで、アルトゥール・リンデルネック(フランス)とアレクサンドル・ミュレー(フランス)の勝者と対戦する。この試合はミュレーが7-6(5) 1-0とリードしたが、雨により翌日に順延となった。
写真◎Getty Images
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