ヒュウェットがジェラードを下して単複2冠に輝く [フレンチ・オープン車いすの部]

今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の車いすの部の男子シングルス決勝で、アルフィー・ヒュウェット(イギリス)がヨアキム・ジェラード(ベルギー)に6-4 4-6 6-3で振りきり、3年ぶり2度目の優勝を飾った。試合時間は2時間36分。

 ヒュウェットがグランドスラムのシングルスでタイトルを獲得したのは、昨年のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)以来で通算4度目(全仏2回、全米2回)となる。

車いすテニス2020|PHOTOアルバム

 ロラン・ギャロスに4年続出場となった22歳のヒュウェットは、初参戦だった2017年に同種目でのグランドスラム初タイトルを獲得。昨年は準決勝で、グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)に1-6 2-6で敗れていた。

 今大会でのヒュウェットは、1回戦でステファン・ウッデ(フランス)を7-5 6-3で、準決勝では2連覇を目指していた第2シードのフェルナンデスを7-6(5) 7-5で破って決勝進出を決めていた。

 ゴードン・リード(イギリス)とのコンビでダブルスに第2シードで出場していたヒュウェットは前日に行われた決勝でフェルナンデス/国枝慎吾(ユニクロ)を7-6(4) 1-6 [10-3]で倒しており、単複2冠を達成した。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。

 昨年の大会は、男子シングルスでフェルナンデスが3年ぶり2度目、女子シングルスはディーダ・デ グロート(オランダ)が初優勝を飾った。男子ダブルスではフェルナンデス/国枝が初タイトルを獲得し、女子ダブルスはデ グロート/アニーク・ファンクォト(オランダ)が2連覇を達成した。(テニスマガジン)

※写真は車いすの部の男シングルスで優勝したアルフィー・ヒュウェット(イギリス/右)と準優勝のヨアキム・ジェラード(ベルギー)
PARIS, FRANCE - OCTOBER 10: Alfie Hewett of Great Britain (R) poses with the winners trophy next to Joachim Gerard of Belgium (L) posing with the runners up trophy following their Men's Wheelchair Singles Final on day fourteen of the 2020 French Open at Roland Garros on October 10, 2020 in Paris, France. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles