ズベレフが初戦に辛勝、ボルグの息子レオはATPツアー初勝利 [ノルデア・オープン]

写真は2021年ウインブルドンでのレオ・ボルグ(スウェーデン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ノルデア・オープン」(ATP250/スウェーデン・バスタッド/7月17~23日/賞金総額63万705ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がアレックス・モルチャン(スロバキア)に6-4 3-6 7-5で競り勝った。

 フレンチ・オープン準決勝以来となるクレーコートでの試合を戦ったズベレフは第3セット5-3から5-5と追い上げられたが、モルチャンの反撃を押し返して2時間25分で勝利をもぎとった。

「グラスコートシーズンが終わってから最初のクレーコートでの試合だから、言うまでもなく決して簡単ではない。彼は非常にいいプレーをしている相手だ。2回戦に進むことができてうれしいよ」とズベレフは試合後にコメントした。

 ズベレフは次のラウンドで、前日に勝ち上がりを決めていたチアゴ・モンテーロ(ブラジル)と対戦する。

 この日はズベレフ以外に3人のシード勢がプレーしたが、揃って初戦敗退を喫した。

 セバスチャン・オフナー(オーストリア)が第6シードのトマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)に4-6 6-1 7-5で逆転勝利をおさめ、フェデリコ・コリア(アルゼンチン)が同胞で第8シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)に6-4 4-6 7-6(5)で競り勝ち、予選勝者のヨセフ・コバリク(スロバキア)は第7シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を6-3 6-4で下してそれぞれシードダウンを演じた。

 この日はグランドスラム大会で11回の優勝を誇るレジェンドであるビヨン・ボルグ(スウェーデン)の息子レオ・ボルグ(スウェーデン)が3度目のATPツアー本戦に臨み、同じくワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したエリアス・イーメル(スウェーデン)との地元勢対決を7-6(5) 6-3で制して初勝利を挙げた。

「僕はこの瞬間のために何年も懸命に努力を積んできたけど、今日はその結果を得た日になった。今日のパフォーマンスと精神的な強さには満足している」と世界ランク437位で20歳のボルグは記念すべき勝利について語った。

 そのほかの試合ではベルナベ・サパタ ミラージェス(スペイン)、マッテオ・アルナルディ(イタリア)、予選勝者のパベル・コトフ(ロシア)、アレクサンダー・シェフチェンコ(ロシア)、予選勝者のフィリップ・ミソリッチ(オーストリア)が2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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