森田あゆみが現役引退を発表「凄く恵まれた幸せな選手生活だったと心から思っています」

写真は安藤証券オープン東京での森田あゆみ(安藤証券)(写真提供◎安藤証券株式会社、撮影◎JET田中)


 女子テニス元世界ランク40位の森田あゆみ(安藤証券)が自身の公式サイトを更新し、現役引退を発表した。

 同サイトを通して森田は「私、森田あゆみは現役生活を引退する決断をしましたことをご報告させていただきます」と報告し、「今後はコーチとしてテニスに携わり、少しでもジュニアや選手の力になれるよう頑張っていきます!」と今後の活動について言及した。

「手首の手術をしてからはなかなか思うようにいかないことが多く大変な時期もありましたが、何も悔いが残らないところまでやり切り、選手としては完全燃焼出来たと自分の中では感じています。テニスを通じて素晴らしい経験も出来、たくさんの方に応援していただき支えてもらい、凄く恵まれた幸せな選手生活だったと心から思っています!」

 群馬県太田市出身の森田は中学3年だった2004年全日本テニス選手権で史上最年少の14歳で8強入りを果たし、翌年4月に当時の日本史上最年少(15歳1ヵ月)でプロに転向した。同年の全日本で優勝した森田は、大会史上3番目に若いチャンピオンに輝いた。

 2007年ウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)を皮切りにグランドスラム本戦に22回(全豪6回、全仏6回、ウインブルドン6回、全米4回)出場した森田は、2011年と13年のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)で3回戦に進出した。

 フェドカップ(現ビリー ジーン・キング・カップ)の日本代表としても活躍した森田はシングルス17勝&ダブルス6勝の戦績を残し、2008年北京オリンピックでは単複ともに2回戦に進出した。

 森田の所属先である安藤証券株式会社はプレスリリースを通し、国際テニス連盟(ITF)の女子ツアー下部大会「安藤証券オープン東京」(ITFワールドテニスツアーW100/東京都江東区・有明テニスの森公園コート/本戦9月4~9日/賞金総額10万ドル/ハードコート)の最終日(シングルス・ダブルス決勝後)に森田の引退セレモニーを行う予定であると発表した。

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写真提供◎安藤証券株式会社、撮影◎JET田中

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