過去3度優勝のマレーがソネゴを倒して2回戦へ「この大会にはいい思い出がある」 [ATPトロント]
ATPツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(ATP1000/カナダ・オンタリオ州トロント/8月7~13日/賞金総額762万2925ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)がロレンツォ・ソネゴ(イタリア)を7-6(3) 6-0で退け、同大会の同種目で8年ぶりの勝ち星を挙げた。
風の強いコンディションに相手よりもうまく対処して主導権を握り続けたマレーはサービスキープで進んだ第1セットをタイブレークの末に先取し、第2セットでは1ゲームも落とさず2時間9分で試合を締めくくった。両者の初対決だった2月のドーハ1回戦では3つのマッチポイントを凌いでマレーが4-6 6-1 7-6(4)で勝っていたが、今回は窮地に陥ることなく勝利を決めた。
「とてもじゃないけど気持ちよくプレーできるコンディションじゃなかった。風が物凄く吹き荒れていてポイントの途中で向きが変わったりしていたよ。今朝このコートで練習したときも風が強かったから予想はしていたけどね」とマレーは試合を振り返った。
「それでも少しストレスになって第1セットはきつかった。お互いに多くのチャンスがあったけど、何とか僕がタイブレークを切り抜けることができた。それから彼は明らかに少し落胆し、僕は少しリラックスすることができたんだ」
この大会は1年ごとにトロントとモントリオールで会場を変えているが、過去3度の優勝を誇るマレーはトロント開催だった2010年にタイトルを獲得している。
「ここのコンディションはモントリオールと大きく違う。いつもここのほうがずっと速いから慣れるのに時間がかかるんだ。できれば何試合かこなして自信がつけば、このコートでこのようなコンディションでもいいプレーができるようになると信じている」とマレーは語った。
「僕は過去にここで成功をおさめてきた。かなり前のことだけど、この大会にはいい思い出がある。ここでプレーするのが大好きだし、少しでも勢いをつけていけるよう願っている」
マレーは次のラウンドで、第10シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を6-4 6-4で倒す番狂わせを演じて勝ち上がった予選勝者のマックス・パーセル(オーストラリア)と対戦する。
写真◎Getty Images
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