デミノーがノリーを倒して初戦を突破「僕は自分のテニスを見い出しつつある」 [ATPトロント]

写真はアトランタ・オープンでのアレックス・デミノー(オーストラリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(ATP1000/カナダ・オンタリオ州トロント/8月7~13日/賞金総額762万2925ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、アレックス・デミノー(オーストラリア)が第11シードのキャメロン・ノリー(イギリス)を7-5 6-4で退けシードダウンを演じた。

 3-5からブレークバックに成功したあと続く3ゲームを連取して第1セットを先取したデミノーは第2セットも3-1とリードし、残りのサービスゲームをすべてキープして1時間43分でノリーに対する2勝目(1敗)を挙げた。この日は風が強く、ノリーはサービスのトスアップに苦労する様子を度々見せていた。

「コンディションは間違いなく簡単ではなかった。風が強くていいテニスができる状態じゃなかった。だからお互いに少し苦労したと思うけど、素晴らしい相手に勝つことができてうれしいよ」と前週のロス カボスで準優勝を飾ったデミノーは試合後にコメントした。

「僕は自分のテニスを見い出しつつある。自分は常にこのレベルでプレーする力があると思っていたけど、ここにきていくつかいい試合ができて自信になっている。更にこのまま積み上げていければと思っている」

 デミノーは次のラウンドで、前週のワシントンDCでツアー2勝目を挙げたばかりだったダニエル・エバンズ(イギリス)を7-6(4) 7-5で破って勝ち上がったワイルドカード(主催者推薦枠)のガブリエル・ディアロ(カナダ)と対戦する。

 この日は2回戦が1試合行われ、第3シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)がイリ・ラフェチュカ(チェコ)を7-6(6) 6-4で倒してベスト16進出一番乗りを決めた。

 同日にプレーしたルードとノリー以外のシード勢は第13シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がタロン・グリークスプア(オランダ)を6-4 7-6(3)で下して2回戦に駒を進めたが、第10シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と第14シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)は敗れた。

 オジェ アリアシムが予選勝者のマックス・パーセル(オーストラリア)に4-6 4-6で、チョリッチはラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)に2-6 3-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

 そのほかの試合ではセバスチャン・コルダ(アメリカ)、ユーゴ・アンベール(フランス)、元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)、ベン・シェルトン(アメリカ)、マッケンジー・マクドナルド(アメリカ)、予選勝者のマルコス・ギロン(アメリカ)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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