アダッド マイアが今季の女子ツアーで最多となる28回目のフルセット勝利で2回戦へ「凄いバトルになると予想していた」 [USオープン]
今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月28日~9月10日/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、第19シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)が2017年大会チャンピオンのスローン・スティーブンス(アメリカ)に苦戦を強いられながらも6-2 5-7 6-4で競り勝った。
相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したアダッド マイアは第2セット3-3からブレークに成功したが、直後に追いついたスティーブンスが5-5から2ゲームを連取して試合を振り出しに戻した。第3セットもアダッド マイアが常に先行しながら2度追いつかれたが、3-3からこの試合6度目のブレークに成功すると5-4で迎えたサービング・フォー・ザ・マッチをラブゲームでキープして2時間57分の激闘を締めくくった。
「彼女(スティーブンス)のことをよく観てきたから、凄いバトルになると予想していたわ。必死に頑張り、自分のテニスに集中しなければならなかった。重要なのは、間違った選択をしてしまったときに自分を許すことだった」とアダッド マイアは試合後にコメントした。
今季の女子ツアーで最多となる28回目のフルセット勝利を決めたことを指摘されたアダッド マイアは、「私はブラジル人よ。私たちは常にもう一度トライするの」と答えた。
「フィットネスコーチとフィジオが大きな理由なのは確かね。そのおかげで苦しい試合でも踏ん張り抜くことができているから、そのことについては満足している」
一方で追い込みながらも最後に突き放されたスティーブンスは「重要な瞬間に彼女がいいプレーをした」と相手を称え、「いいバトルだった。それが1回戦だったというのが残念なことね。今年はまだ試合が残っているから、このことについてクヨクヨするつもりはないわ」と振り返った。
アダッド マイアは次のラウンドで、バルバラ・グラチェワ(フランス)を6-4 6-2で破って勝ち上がったテイラー・タウンゼント(アメリカ)と対戦する。
写真◎Getty Images
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