今大会最速サーブを放った20歳シェルトンが本戦初勝利から3連勝「イズナーがサービスのマジックを僕に残してくれたのかも」 [USオープン]

写真は今大会最速のサービスを放って4回戦に駒を進めたベン・シェルトン(アメリカ)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月28日~9月10日/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、20歳のベン・シェルトン(アメリカ)がアスラン・カラツェフ(ロシア)を6-4 3-6 6-2 6-0で倒してベスト16進出を決めた。

 お互いに一度ずつブレークし合って最初の2セットを分け合ったあと、シェルトンが第3セット2-2から最後の10ゲームを連取して2時間18分で試合を締めくくった。

 フロリダ大学在学中の昨年5月にNCAA(全米大学体育協会)テニス選手権のシングルスでタイトルを獲得したあとプロに転向して昨年の同大会でグランドスラム本戦デビュー(初戦敗退)を果たした左利きのビッグサーバーは、今大会最速となる時速147マイル(約237km)をマークした強力なサービスで26本のエースを決めた。

「今日のパフォーマンスには本当に満足している。サービスがよかった。これまでで一番いいサービスが打てた試合のひとつだったと思う。1試合で奪ったエースの数は自己最多じゃないかな。ジョン・イズナー(アメリカ)が最後の試合をした翌日だけど、何だか不思議な気分だ。もしかしたら彼がサービスのマジックを僕に残してくれたのかもしれないね。ジョニー、ありがとう!」とシェルトンは試合後のオンコートインタビューで語った。

「僕はアメリカ人であることに誇りを持っている。ここには本当に素晴らしい雰囲気だから、アメリカ人としてこの大会でプレーするというのは唯一無二のことだ。皆さんの応援に感謝している」

 オーストラリアン・オープンに続くグランドスラム8強入りを目指すシェルトンは次のラウンドで、第21シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を6-1 6-0 3-6 6-3で破って勝ち上がった第14シードのトミー・ポール(アメリカ)と対戦する。ふたりは1月にオーストラリアン・オープン準々決勝で対決し、先輩のポールが7-6(6) 6-3 5-7 6-4で勝っている。

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写真◎Getty Images

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