ジョコビッチがフリッツの挑戦をまたも退けフェデラーを追い抜き男子歴代単独トップとなる47回目のグランドスラム準決勝進出 [USオープン]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月28日~9月10日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第9シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を6-1 6-4 6-4で下してベスト4に進出した。試合時間は2時間35分。

 フラッシングメドウで99試合目を戦ったジョコビッチが四大大会で4強入りしたのは47回目となり、同種目の最多記録を分け合っていたロジャー・フェデラー(スイス)を追い抜き単独トップとなった。

 全米に2年ぶり17回目の出場となる36歳のジョコビッチは、これまでに3度(2011年、15年、18年)タイトルを獲得。前回プレーした2021年は『年間グランドスラム(同じ年に四大大会全制覇)』の達成にあと一歩まで迫ったが、決勝でダニール・メドベージェフ(ロシア)に4-6 4-6 4-6で敗れていた。

 2023年シーズンのジョコビッチはオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)とフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)を制しており、今大会で勝つと四大大会優勝回数で男女を通した最多記録を持つマーガレット・コート(オーストラリア)の「24」に並ぶことができる。

 この結果でジョコビッチは、フリッツとの対戦成績を8勝0敗とした。グランドスラム大会では2021年全豪の3回戦で顔を合わせ、試合中に脇腹を痛めて窮地に陥りながらもジョコビッチが7-6(1) 6-4 3-6 4-6 6-2で勝っていた。

 今大会でのジョコビッチは1回戦でアレクサンドル・ミュレー(フランス)を6-0 6-2 6-3で、2回戦でベルナベ・サパタ ミラージェス(スペイン)を6-4 6-1 6-1で、3回戦で第32シードのラスロ・ジェレ(セルビア)を4-6 4-6 6-1 6-1 6-3で、4回戦では予選勝者のボルナ・ゴヨ(クロアチア)を6-2 7-5 6-4で破って8強入りを決めていた。

 ジョコビッチは準決勝で、第10シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)と20歳のベン・シェルトン(アメリカ)による地元勢対決の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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