フリッツがグランドスラム大会で2度目の8強入り、同種目で地元アメリカ勢3人が準々決勝進出は2005年以来 [USオープン]

写真はグランドスラム大会でキャリア2度目の8強入りを決めたテイラー・フリッツ(アメリカ)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月28日~9月10日/ハードコート)の男子シングルス4回戦で第9シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が予選から勝ち上がってきた21歳のドミニク・ストリッカー(スイス)を7-6(2) 6-4 6-4で下し、四大大会で昨年のウインブルドン以来となるキャリア2度目のベスト8進出を決めた。

 5-3とリードした直後に今大会初のサービスダウンを喫したフリッツはもつれ込んだタイブレークをものにして第1セットを先取し、続く2セットでも一度ずつブレークに成功して2時間13分で試合を締めくくった。

 昨年の大会に第10シードで臨んだフリッツは、元世界ナンバーワンのトレーシー・オースティン(アメリカ)を母に持つ当時世界ランク303位のブランドン・ホルト(アメリカ)に厳しい敗戦を喫していた。

「本当にうれしい。この1週間を通していいプレーができていると感じている。今日の第2セットと第3セットでサービスがうまく機能し始めたような気がする。サービスが今まで一番いい感触で打て始め、最後の2セットをいい形で締めくくることができた。ちょうどいいタイミングですべてがうまく嚙み合ってきたように感じるよ」とフリッツは試合後にコメントした。

 これに先立ち第10シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)と20歳のベン・シェルトン(アメリカ)も勝ち上がりを決めており、2005年大会以降で初めて3人の地元アメリカ勢が同種目で8強入りを果たした。

 フリッツは次のラウンドで、予選勝者のボルナ・ゴヨ(クロアチア)を6-2 7-5 6-4で破って勝ち上がった第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。

「ノバクはノバクだ。厳しいよ。コートでも言ったけど、彼は僕に7回勝っている。ツアーの中で僕に対してこのような戦績の選手はほかにいないから、いつかは彼に勝ちたいと願っているんだ。USオープン準々決勝というのは、彼に勝つ絶好の機会だと思うよ」とフリッツは次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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