ワウリンカが接戦制すもフェデラーとの準々決勝は棄権 [スイス室内]

ATPツアー公式戦の「スイス室内」(スイス・バーゼル/10月21~27日/賞金総額221万9975ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第7シードのスタン・ワウリンカ(スイス)がフランシス・ティアフォー(アメリカ)を6-3 3-6 7-5のフルセットの戦いの末に下した。
これによりワウリンカ対ロジャー・フェデラー(スイス)の地元勢対決の準々決勝が実現するかと思われたが、ATPによればワウリンカはこの試合の最終ゲームで背中下部を痛めたため、金曜日の試合を戦うことはできないと発表。フェデラーは不戦勝で準決勝に進出することになった。
第3セット5-5からのサービスゲームでふたつのブレークポイントを凌いだワウリンカは、それから次のゲームで6度のデュースの末に2度目のマッチポイントをものにした。
世界ランク48位のティアフォーがワウリンカの猛烈なバックハンドのパッシングショットに対処できず、ついに試合に決着がついたあと、ふたりの男はネット際で抱擁を交わした。
今やそれぞれ38歳と34歳になったフェデラーとワウリンカは、2008年北京五輪で一緒にダブルスを組んで金メダルを獲得したことがある。
ワウリンカがフェデラーの故郷であるバーゼルの大会でプレーしたのは、これで14度目だった。その間に彼らは2011年の準決勝で1度だけ対戦しており、その際にはフェデラーが勝っていた。
第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と第4シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)も、揃って今季13度目の準々決勝に進出した。これは2人並んでツアー最高の数字だ。
この日のチチパスは、リカルダス・べランキス(リトアニア)を6-7(4) 6-2 6-4で振りきった。フルセットにもつれる試合となったが、チチパスは世界70位のべランキスに1度しかブレークポイントを許さなかった。
より早い時間帯にプレーしたバウティスタ アグートは、リシャール・ガスケ(フランス)を6-2 4-6 6-3で退けた。
ビッグサーバーのライリー・オペルカ(アメリカ)は29本のサービスエースを放ち、第6シードのダビド・ゴファン(ベルギー)を6-7(4) 7-6(4) 7-5 の大接戦の末に倒す番狂わせに成功した。
オペルカは最終セットでこの試合唯一のブレークポイントを生かし、今週バーゼルでプレーした5セットでただひとつのサービスブレークをもぎとった。
そのほかの試合ではフィリップ・クライノビッチ(セルビア)が第5シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)を6-2 6-4で破り、ベスト8が出揃った。
準々決勝では、チチパスがクライノビッチと、バウティスタ アグートはオペルカと対戦する。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はロッテルダムの大会でのスタン・ワウリンカ(スイス)
ROTTERDAM, NETHERLANDS - FEBRUARY 15: Stan Wawrinka of Switzerland returns a forehand to Denis Shapovalov of Canada in their quarter final match during Day 5 of the ABN AMRO World Tennis Tournament at Rotterdam Ahoy on February 15, 2019 in Rotterdam, Netherlands. (Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)
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