サバレンカが苦しみ抜いた末の逆転勝利で初の決勝進出「本当に信じられないような試合だった」 [USオープン]

写真は苦しみ抜いた末の逆転勝利で初の決勝進出を決めたアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月28日~9月10日/ハードコート)の女子シングルス準決勝で第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が1セットダウンから巻き返して第17シードのマディソン・キーズ(アメリカ)に0-6 7-6(1) 7-6(10-5)で競り勝ち、2度目のグランドスラム制覇にあと1勝と迫った。

 ここまで1セットも落とさず勝ち上がってきたサバレンカだったが、この日は絶好調のキーズを前に第1セットで1ゲームも取ることができなかった。

「私は『一体どうしたらいいの?』と思っていた。彼女はすべてのボールを叩いてきて、信じられないようなプレーをしていた。私は何もできず、まったく試合をコントロールできていなかった」とのちに振り返った。

 第2セット第1ゲームで初めてサービスキープしてから少しずつ調子を取り戻したものの、サバレンカは2度に渡ってリードを許して3-5とあとのない状況に立たされた。しかし彼女は4-5のレシーブゲームから8ポイントを連取して窮地を脱し、もつれ込んだタイブレークを制して試合を何とか振り出しに戻すことに成功した。

 拮抗した展開が続いた第3セットでも先にブレークしたのはキーズだったが、直後に追いついたサバレンカが最終的にもつれ込んだ10ポイントタイブレークで相手を圧倒して2時間32分で勝利をもぎ取った。彼女にとってこれは今季のマッチ50勝目だが、そのうち23勝はグランドスラム大会でのものとなる。

 グランドスラム準決勝での戦績を2勝5敗としたサバレンカは、「本当に信じられないような試合だった。彼女(キーズ)は素晴らしいテニスをしていた。私は逆転して勝利を掴めたことを本当に誇りに思う。厳しい試合にたくさん負けたことを思い返していた。その経験が生かされる日がいつかくると信じていた。このような考えのおかげで試合に留まることができたし、逆転できるという希望を持つことができた」と試合後にコメントした。

「どうやったのかは自分でもわからないけど、何とか自分のテニスを取り戻して魔法のように逆転して勝つことができた」

 最終セットのタイブレークが10ポイント先取であることを忘れていたサバレンカは7-3としたところで勝ったと勘違いし、一度ラケットを落として喜んだ。チームにも指摘されて直ぐに気付いた彼女は照れ笑いを浮かべてプレーを続けたが、そのあとも集中力を失うことなくポイントを奪いにいった。

 サバレンカは決勝で、第10シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)を6-4 7-5で破って勝ち上がった第6シードのココ・ガウフ(アメリカ)と対戦する。ふたりは過去5戦してガウフが3勝2敗でリードしているが、今季は3月にインディアンウェルズの準々決勝で対決してサバレンカが6-4 6-0で勝っている。

「彼女(ガウフ)は大きく成長した。だから(インディアンウェルズのときとは)別のプレーヤーよ。この決勝に向けて、私は自分自身に集中して次に戦いに備える必要がある。何があっても戦い続け、最高のテニスをしてベストを尽くすだけだわ」とサバレンカは次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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