今年最後のグランドスラム大会「USオープン」（アメリカ・ニューヨーク／本戦8月28日～9月10日／ハードコート）の女子シングルス準決勝で第2シードのアーニャ・サバレンカ（ベラルーシ）が1セットダウンから巻き返して第17シードのマディソン・キーズ（アメリカ）に0-6 7-6(1) 7-6(10-5)で競り勝ち、2度目のグランドスラム制覇にあと1勝と迫った。試合時間は2時間32分。

　キーズは第2セット5-4からのサービスをゲームをラブゲームで落とし、第3セットでも先にブレークしながらも勝ちきることができなかった。

　全米に8年連続出場（2016～17年の予選敗退を含む）となる25歳のサバレンカは、2021年と22年のベスト4がこれまでの最高成績だった。そのときは第6シードから5試合を勝ち上がったあと、準決勝でイガ・シフィオンテク（ポーランド）に6-3 1-6 4-6で敗れていた。

　1月にオーストラリアン・オープン（オーストラリア・メルボルン／ハードコート）でグランドスラム初制覇を果たしたサバレンカはシフィオンテクが4回戦で敗れたため、大会後に更新される世界ランクで初めて1位の座に就くことが確定している。

　この結果でサバレンカは、キーズとの対戦成績を3勝1敗とした。今シーズンは7月にウインブルドン（イギリス・ロンドン／グラスコート）の準々決勝で顔を合わせ、サバレンカが6-2 6-4で勝っていた。

　今大会でのサバレンカは1回戦でマリナ・ザネフスカ（ベルギー）を6-3 6-2で、2回戦でジョディー・バレージ（イギリス）を6-3 6-2で、3回戦でクララ・ビュレル（フランス）を6-1 6-1で、4回戦で第13シードのダリア・カサキナ（ロシア）を6-1 6-3で、準々決勝では第23シードのジェン・チンウェン（中国）を6-1 6-4で破って4強入りを決めていた。

　サバレンカは最終ラウンドで、第6シードのココ・ガウフ（アメリカ）と対戦する。ガウフは準決勝で、第10シードのカロリーナ・ムチョバ（チェコ）を6-4 7-5で下して勝ち上がった。