サバレンカが3年連続ベスト4進出「ナンバーワンになることは大会が終わってから考える」 [USオープン]

写真は1セットも落とさず3年連続となるベスト4進出を決めたアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月28日~9月10日/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第23シードのジェン・チンウェン(中国)を6-1 6-4で下し、3年連続となるベスト4進出を決めた。

 やや緊張した様子のジェンから最初の19ポイント中16ポイントを取って好スタートを切ったサバレンカは力強く第1セットを先取し、第2セット3-3からブレークに成功すると5-4からのサービスゲームをきっちりキープして1時間13分で試合を締めくくった。

 タイトル防衛を目指していた第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が4回戦で第20シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)に負けたため大会後に更新される世界ランク初めて1位の座に就くことが確定しているサバレンカは、1セットも落とさず4強入りを決めた。

 世界1位になることが決まって以来そのことについて盛んに聞かれるようになったサバレンカは、「私は自分のテニスに集中しようと心掛けている。ナンバーワンになることについてはUSオープンのあとに考えるわ」と語った。

 シフィオンテクが負けそうになっているとき、気になりながらも翌日の試合に備えてテレビを観ずに眠ろうとしたサバレンカは「正直に言うと、彼女(シフィオンテク)には負けて欲しくなかった」と明かした。

「彼女は決勝にいくだろうと思っていた。私は全力を尽くして決勝に進出し、すべてをコート決めたかったの。こんな形で世界一になりたくはなかった。戦って決めたかったわ」

 世界1位になることによって付きまとうプレッシャーについて聞かれたサバレンカは、「私にとっては更なるモティベーションになると思う。皆が私に勝とうと全力を尽くしているのを見れば、余計に力が湧いてくる。プレーし続け、自分を追い込んで上達し続けるためのエネルギーよ」と答えた。

 サバレンカは次のラウンドで、第9シードのマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)を6-1 6-4で破って勝ち上がった第17シードのマディソン・キーズ(アメリカ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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