最終試合で望月慎太郎が敗れ、日本は来季のファイナルズ予選に進めず [デビスカップ日本対イスラエル]

写真はドロー抽選会での日本代表チーム(右側)とイスラエル代表チーム(写真提供◎公益財団法人日本テニス協会)


 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ」ワールドグループⅠ「日本対イスラエル」(9月16、17日/イスラエル・テルアビブ/室内ハードコート)の第5試合で日本の望月慎太郎(IMG Academy:単193位)がイスラエルのイシャイ・オリエル(単470位)に6-2 5-7 0-6で敗れ、イスラエルが来季のファイナルズ予選進出を決めた。試合時間は2時間41分。

 ふたりは今回が初対戦。2021年に初めて日本代表入りした20歳の望月は今回が3度目のデ杯出場だったが、シングルスは3連敗となった。

 日本は初日のシングルスを1勝1敗で終えたあと2日目のダブルスでマクラクラン勉(イカイ:複78位)/上杉海斗(江崎グリコ:複129位T)がダニエル・クキエルマン(複198位)/エダン・レシェム(複382位)を6-2 7-6(2)で破って王手をかけたが、続くエース対決で島袋将(有沢製作所:単146位)がクキエルマン(単372位)に6-2 1-6 6-7(4)で敗れて最終試合に持ち込まれていた。

 両国はワールドグループⅠプレーオフ(2月4、5日)を戦い、日本がホーム(兵庫県三木市・ブルボンビーンズドーム/室内ハードコート)でポーランドを4勝0敗で、イスラエルはアウェー(ラトビア・リガ/室内ハードコート)でラトビアを3勝2敗で下してワールドグループⅠ進出を決めていた。

 2012年9月にワールドグループ・プレーオフ(東京・有明コロシアム/ハードコート)でイスラエルと初めて対戦した日本は、2勝3敗で惜敗していた。

 デビスカップは2019年から、国際テニス連盟(ITF)とスペインの元サッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体コスモスの協力によって開発された新フォーマットに変更されている。ITFは同社とのパートナシップ終了を発表したが、今年の大会は予定通り行われることになっている。

 24ヵ国がホーム&アウェー方式で争うワールドグループⅠはベスト・オブ・3セットマッチで初日にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合とシングルス2試合(先に3勝したチームの勝利)で行われる。各対戦に勝利した12ヵ国が、翌年のファイナルズ予選への出場権を獲得する。

※文中の世界ランクは9月11日付

ワールドグループⅠ|日本 2-3 イスラエル

第1日|9月16日(土)

第1試合 ○島袋将(有沢製作所:単146位)6-4 7-6(5) ●イシャイ・オリエル(単470位)

第2試合 ●望月慎太郎(IMG Academy:単193位)6-1 6-7(5) 2-6 ○ダニエル・クキエルマン(単372位)

第2日|9月17日(日)

第3試合 ○マクラクラン勉(イカイ:複78位)/上杉海斗(江崎グリコ:複129位T)6-2 7-6(2) ●ダニエル・クキエルマン(複198位)/エダン・レシェム(複382位)

第4試合 ●島袋将(有沢製作所:単146位)6-2 1-6 6-7(4) ○ダニエル・クキエルマン(単372位)

第5試合 ●望月慎太郎(IMG Academy:単193位)6-2 5-7 0-6 ○イシャイ・オリエル(単470位)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真提供◎公益財団法人日本テニス協会

Pick up

Related

Ranking of articles