クデルメトワがペグラを倒して大会初優勝、2021年4月以来のツアー2勝目 [東レPPO]

写真は大会初優勝を飾ったベロニカ・クデルメトワ(ロシア)(Getty Images)


 国内最大のWTAツアー公式戦「東レ パン・パシフィック・オープンテニス」(WTA500/東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦9月25日~10月1日/賞金総額78万637ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第8シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)が第2シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を7-5 6-1で下して大会初優勝を飾った。

 お互いに一度ずつブレークし合って迎えた5-2から2ゲームを連取して第1セットを先取したクデルメトワは第2セットも3-0とリードし、5-1からのサービスゲームで3度目のチャンピオンシップポイントをものにして1時間24分で試合を締めくくった。

 26歳のクデルメトワがWTAツアーの同種目でタイトルを獲得したのは、2021年4月のチャールストン(WTA500/クレーコート)以来でキャリア2度目(準優勝5回)となる。同大会に2年出場となったクデルメトワは初参戦だった昨年の大会で準決勝に進出し、ジェン・チンウェン(中国)に7-5 3-6 6-7(3)で惜敗していた。

 この結果でクデルメトワは、ペグラとの2勝0敗とした。両者は5月にマドリッド(WTA1000/クレーコート)の準々決勝で一度顔を合わせており、クデルメトワが6-4 0-6 6-4で勝っていた。

 今大会でのクデルメトワは1回戦で予選勝者のハリエット・ダート(イギリス)を6-1 6-1で、2回戦でケイラ・デイ(アメリカ)を6-3 6-3で、準々決勝で第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を6-2 2-6 6-4で、準決勝では同胞のアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)を7-6(6) 6-7(2) 6-3で破って決勝進出を決めていた。

 日本でプレーするのが2021年7月の東京オリンピック(東京・有明テニスの森/ハードコート)以来だった29歳のペグラは、8月のモントリオール(WTA1000/ハードコート)以来となる今季2勝目を目指していた。

 東レ パン・パシフィック・オープンはWTA500に格付けされる大会で、シングルス28ドロー&ダブルス16ドローで争われる。

大会最終日◎10月1日|試合結果

センターコート

女子シングルス決勝

○8ベロニカ・クデルメトワ(ロシア)[8] 7-5 6-1 ●32ジェシカ・ペグラ(アメリカ)[2]

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

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