19歳フィスがATPマスターズ1000大会でマッチ2勝目「いい形で試合を終えることができた」 [ロレックス上海マスターズ]

写真はUSオープンでのアルトゥール・フィス(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス上海マスターズ」(ATP1000/中国・上海/10月4~15日/賞金総額1004万6270ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、19歳のアルトゥール・フィス(フランス)がパベル・コトフ(ロシア)を6-1 6-4で下して大会デビュー戦を勝利で飾った。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したフィスは第2セット5-1から3-4に追い上げられたが、2度目のサービング・フォー・ザ・マッチをきっちりキープして1時間18分で試合を締めくくった。男子ツアー屈指の才能ある若手と見なされているフィスは見事なショットメイキングで25本のウィナーを決め、ATPマスターズ1000大会で2度目の勝ち星をマークした。

「素晴らしい選手に勝てたからうれしいよ。彼(コトフ)のことはずっと前から知っているけど、いい選手だ。第1セットはかなりよかったし、第2セットもいい感じだった。彼がいいプレーをして少し挽回されたけど、最後はいい形で試合を終えることができたから凄く満足している」とフィスは試合後にコメントした。

 1年前に世界ランク300位以下だったフィスは5月にリヨンでツアー初タイトルを獲得するなどして飛躍し、今季のツアーレベルでマッチ15勝目を挙げたことでランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで40位に浮上した。

 フィスは次のラウンドで、第24シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 この日はフィス以外にも5人のフランス勢がシングルスをプレーし、グレゴワール・バレール(フランス)、カンタン・アリス(フランス)、予選勝者のテレンス・アトマン(フランス)が2回戦に駒を進めた。

 一方でルカ・バン アッシュ(フランス)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)に7-5 3-6 2-6で、アレクサンドル・ミュレー(フランス)は予選勝者のミカエル・ククシュキン(カザフスタン)に7-6(6) 3-6 2-6で敗れた。

 そのほかの試合ではマッテオ・アルナルディ(イタリア)、セバスチャン・オフナー(オーストリア)、J.J.ウルフ(アメリカ)、アレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)、ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)、ボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)、リンキー・ヒジカタ(オーストラリア)、日本の綿貫陽介(フリー)、予選勝者のベイビット・ズカイェフ(カザフスタン)とツェン・チュンシン(台湾)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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