ジェン・チンウェンの地元優勝を阻んだアダッド マイアが単複2冠 [WTAエリート・トロフィー]

写真はキャリア最大のタイトルを獲得したベアトリス・アダッド マイア(ブラジル/左)と準優勝のジェン・チンウェン(中国)(Getty Images)


 4年ぶりに開催されたWTAツアー最終戦のひとつとなる「Huafa TechnologyWTAエリート・トロフィー珠海」(ファイナルズ/中国・広東省珠海/10月24~29日/賞金総額260万ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第8シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)が第7シードのジェン・チンウェン(中国)に7-6(11) 7-6(4)で競り勝ち第6代チャンピオンに輝いた。試合時間は2時間51分。

 大接戦となった第1セットのタイブレークを制したアダッド マイアは第2セット5-4からブレークバックを許したが、ふたたびもつれ込んだタイブレークで迎えた2度目のチャンピオンシップポイントをものにして2時間51分で勝利をもぎ取った。

 27歳のアダッド マイアがWTAツアーの同種目でタイトルを獲得したのは昨年6月のバーミンガム(グラスコート)以来でキャリア3度目だが、過去2勝はいずれもWTA250の大会だった。

 今大会でのアダッド マイアはカメリア・グループを2勝0敗の首位で通過したあと、準決勝ではアザレア・グループで第6シードのダリア・カサキナ(ロシア)を6-4 6-1で破って決勝進出を決めていた。

 6組で争われたダブルスの決勝では第1シードのアダッド マイア/ベロニカ・クデルメトワ(ロシア)が第2シードの加藤未唯(ザイマックス)/アルディラ・スチアディ(インドネシア)を6-3 6-3で下し、アダッド マイアは単複2冠を達成した。

 この大会は女子トップ8によるエリート大会「GNP保険WTAファイナルズ・カンクン」(WTAファイナルズ/10月29日~11月5日/メキシコ・カンクン/ハードコート)の出場権を逃したツアーのトップ選手(シングルス12人、ダブルス6組)が参加し、グループごと(シングルス:各3人の4グループ、ダブルス:各3組の2グループ)の総当たり戦(ラウンドロビン)で勝者となった選手たちによって優勝を争う。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

大会最終日◎試合結果|10月29日

女子シングルス決勝

○2ベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)[8] 7-6(11) 7-6(4) ●4ジェン・チンウェン(中国)[7]

女子ダブルス決勝

○1ベアトリス・アダッド マイア/ベロニカ・クデルメトワ(ブラジル/ロシア)[1] 6-3 6-3 ●2加藤未唯/アルディラ・スチアディ(ザイマックス/インドネシア)[2]


女子ダブルスで優勝を飾ったベアトリス・アダッド マイア(ブラジル/左)とベロニカ・クデルメトワ(ロシア)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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